見出し画像

「アイドル」としてのSW!CH

初めてTIFに出場が決まったSW!CH。アイドル界最大のフェスであるTIFには本当にたくさんのグループが出ます。僕自身、今まで色々なアイドルを観てきた中で、なぜSW!CHに惹かれているのかをこれを機に書いてみようかなと思いました。

「アイドルとは」という議論()はまぁ色々な人が語っているので今更僕が書くのは烏滸がましいのですが、個人のブログの呟きとして読み流してもらえたら幸いです。(それならなぜ書くのか、というツッコミはご容赦ください(笑))

(注1)僕はハロプロ、48、坂道、スタダのグループは一切通ってこなかったので、そうしたアイドルについては触れません(触れられません)
(注2)これまでの投稿にも書いていますが僕は2021年からSW!CHを見始めたのでそれ以前のことはSNSやwebでの情報を元に書いているので直接見聞きしていないです。
(注3)音楽のジャンルや楽曲の制作の知識は全くないのでそこに対する深いことは全く言ってないです。

「アイドル」という枠組み自体は広く、(誤解を恐れず言えば)アイドルであればどんなジャンルの楽曲も取り込んでアイドルの楽曲として昇華することができるのかなと思っています。(実際、ロックやメタル、ヒップホップ/ラップ、テクノポップ等、色々なグループがあります。)

その中でもいわゆる「王道アイドル」という言い方があると思いますが、「王道アイドル」は僕の中の定義としては

・メンバーカラーが決まっていて衣装が色分けされている。
・衣装が可愛い系。時には露出は多めなことも(お腹が見えるデザインだったりミニスカート)
・楽曲は恋愛について歌ったものが多い。

と思っています。(坂道グループは〜という声が聞こえてきそうですが、全く知らないのでここでは触れません)

ではアイドルとしてのSW!CHはどういうアイドルなのか、アイドルとしてどういった魅力があるのか?ということを考えてみました。

SW!CHのデビューについてのナタリーの記事では「グループ名には「人生を変える“スイッチ”を押した」7人の「ファンやリスナーのツボ(スイッチ)を常に探し続けることで存在感を確立し、さらには自らがアイドルシーンを新しい次元へと移行(スイッチ)させていきたい」という思いが込められている。」という紹介がされています。

SW!CHは王道アイドル感を感じさせる曲もありつつも、でも王道アイドルとは違った世界観の歌詞の曲もあり、紹介文にあるような既存のアイドル観から「移行」する(している)ことがSW!CHのアイデンティティなのかなと思っています。

(1)衣装について
SW!CHの衣装はワンポイントでメンバーカラーが入っていますが(袖とかリボンとかリストバンドとかで一見わからないことも(笑))、カラーでの主張よりもグループとしての統一感、ステージでの見栄えを重視している衣装のように思います。(ちなみに今の衣装はメンバーカラーは入っていないです)そして肌の露出が少なく、品を感じさせるデザインです。(ただ夏フェスには涼しい衣装を用意してあげて欲しいです!)
実際、ロングスカートでターンをするとすごく回転が綺麗に見えるように計算されていて、ライブを撮ってても本当に美しいって思う衣装です。

ちなみに衣装を担当している宮﨑靖之さんのTwitterではSW!CHの衣装の画像を見ることができます。

(2)楽曲について

SW!CHの楽曲で2019年5月28日に初めてリリースされた2枚、「Off」には「Change my life」と「アングザイアティ」、「On」には「BRIGHT COLORS」と「Super Sunshine」が収録されています。2018年12月6日のお披露目ライブでもこれらの曲でのライブでした。

Super Sunshineこそ沸ける曲ですが、Change my lifeとBRIGHT COLORSをリード曲に持ってきたCDをリリースするところにSW!CHの(あるいはPさん)の「SW!CHとはこういう想いを持ったグループだ」というのを感じます。

実際、PさんからはChange my lifeに対する思い入れを感じます。

生まれ変わった今日の僕は
不安と希望乗せて
静かな旅立ちの夜明けに誓う
『Change my life』
ありがとう昨日までの僕
君が居てくれたから
今も前を向いて歩ける
過去も今も僕は僕で切り離せはしないけど
覚悟をする為の言葉はいつも
『Change my life』

今までの自分を肯定しつつ、これから新しい道へ進むために変わろうとする強い覚悟を感じる歌詞で、それはまさにSW!CHとしてアイドルを始めたメンバーの人生に重なると思います。

またBright Colors は

I wanna show you まだ見ぬこれから出会う時
アレカラカワレタノ?私のBright Colors
Never答えが出ない きっと見つけるから
そっと手を伸ばし Miss you
I wanna show you 刻んだ時を感じている
アレカラカワレタネ!私のBright Colors
霞まない心に答えがあると今はもう
分かるんだ Need you

とあり、「アレカラカワレタノ?」「アレカラカワレタネ!」と、こちらもChange my life と同じように自分がより一層輝くために自分の変化を恐れない意志を感じます。

この2曲をデビューに持ってくるあたり、王道アイドルではないなって思います(笑)

一方、1番最近の曲の「I'm Here 4 U 〜太陽の下で〜」は

きっと大丈夫 全ては上手く行くから It’s all right
魔法かけてあげる (I’m here for you)
I just wanna stand by your side
もしも一人迷っても
Look up the sky
ほら 雨上がりの空
いつかわかるかな
自分らしく生きる意味 Happy you
笑顔が好きだよ (I love your smile)

と、非常に明るく前向きな曲です。この曲が披露された3rdワンマンライブではメンバーとフロアのファンが(メンバーのリクエストでスマホを光らせて)手を振りながら歌っていた光景は幸せに溢れていました。この曲を聴くと明日からまた頑張ろう、と背中を押してもらえたような気持ちになります。

約4年間、大きなフェスになかなか出ることが出来ず悔しい思いもして、またメンバーの卒業が何回かあり、時には挫けそうになったこともあったのではないかと思います。それでも自分達を信じて進んできたSW!CH。
活動休止を挟んで、再始動し、そして2023年に初めて新メンバーを加えるという、大きな変化を経験しました。この4年間で多くの経験をした中で、メンバーは新しい自分と出会って、それを武器にこれからは自信を持って力強く新しい未来に向かって歩いていく、というのを今のSW!CHに感じます。

こういってはアレですが、僕はいわゆる「王道アイドル」が描くストーリーには感情移入できないのですが、SW!CHはライブで元気をもらうだけでなく、メンバー1人ひとりが人間味に溢れていて、時に自分に寄り添ってくれる人生の伴走者のようであり、時に自分の背中を押してもらえるところに惹かれて応援しています。

僕にとってSW!CHは「人生を歌うアイドル」です。

これからTIF、@JAMと大型フェスに参加することで、初めてSW!CHのライブを観る人もたくさんいると思います。今のSW!CHはそうした人たちの心のスイッチを押すことがきっと出来ると信じています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?