[GBVSR] ダッシュLの性能調査


■調査の目的

ダッシュLは最速でヒットすると+6、先端で持続ヒットすると+7~8となり遠Lや2Mなどがコンボとなるが、キャラによっては
・遠めのヒットだとコンボができない
・しゃがみ食らいに対して遠Lが当たりにくい
・7F技がないため先端ヒット時は+8のときしかコンボができない
といった欠点を持っている。
こうした欠点ができるだけ少ないキャラを知るため、
・ダッシュL(+6)>遠L が安定して繋がるか
・ダッシュL先端(+7~8)>7F技 が安定して繋がるか
を網羅的に調査した。
また、あわせてダッシュLのリーチにキャラ差があるかを調べた。

■調査結果

■移動距離の調べ方について

1P側がダミー

トレモのダミーをグランに固定し、レコーディングで適当な距離を歩かせる。
ここではコロシアムステージでグランのつま先が石畳の境にちょうど乗るように設定した。
この距離だと、グランやジータのダッシュLがぎりぎり届くか届かないかの間合いになる。
つまり、「ダッシュボタン→6+L」という入力を最速で行うと届かないが、わずかに攻撃ボタンの入力が遅れると届くくらいの距離となる。
このダミー相手に各キャラでダッシュLを何度か繰り返すことで、「ほとんど届かないキャラ」「届くことが多いキャラ」「百発百中で届くキャラ」に分類ができる。
「ほとんど届かないキャラ」を標準として、「届くことが多いキャラ」を移動距離が伸びやすいキャラ、「百発百中で届くキャラ」を移動距離がとても伸びやすいキャラとして判定した。
移動距離が伸びにくいキャラは、体感をベースにヒット時のフレームの変わり方を見て総合的に判断した。

■わかったこと

▼ダッシュLのリーチにはキャラ差がある

ダッシュLのリーチにはキャラ差があり、特にニーアとソリッズが突出している。
次に、グラン、ジータ、ゼタ、ナルメア、ゾーイ、ユエル、ユーステス、グリームニル、ベリアル、アバベリは移動距離が伸びやすいグループだった。
また、ジークフリートは標準としたが標準グループの中では比較的移動距離が伸びやすい方だと感じた。
ランスロットやシスのようなスピードキャラが伸びやすいグループに入っていないことは直感に反するが、攻撃判定の横幅などに差があるのではないかと考えている。
伸びにくいグループはファスティバ、メーテラ、バザラガ、アニラとなった。前3人はキャラ特性上の理由で納得できるがアニラは不可解である。実際調べるとアニラのみ+7を作りにくく、体感としてもリーチが短いと感じる。

▼ダッシュLからコンボが安定して繋がるキャラ

ダッシュLがヒットしたときに確実にコンボができるキャラはカタリナ、シャルロッテ、ランスロット、パーシヴァル、ファスティバ、アニラ、ニーアの7キャラとなった。
ただしニーア以外は移動距離が伸びやすいキャラではないので、一概に他よりも優れているとは限らない。総合的に考慮すると、カタリナ、パーシヴァル、ゼタ、ゾーイ、ジークフリートあたりが使いやすそうに思える。
全キャラで唯一ニーアのみが移動距離が伸びやすくコンボが安定して繋がるキャラであることは特筆に値するだろう。


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