スカーレット13~15話

さぁ、いよいよ第3週に突入しました! 

舞台は大阪…喜美子は無事やってけるのかしら。

内容知ってるのに、ハラハラしてしまいます。


で、再見で思ったんだけど

大阪の町は信楽に比べて、空気が白っぽいと言うか

極薄い和紙を通してみるかのような色合いでした。

そんな中にも、町に飾られてるプラスチックの花?は

鮮やかに見えたりして…これって喜美子の心象も入って

こういう色合いなのかしら?

やっぱり甘くない。

喜美子が着いたのは、父のいとこと聞かされてた

荒木さださんの会社、荒木商事。

ここでは下着のデザインと試作品を作っていて

初見では「これもしかして喜美子絵が上手いから

父親はそこも見越して頼んだんかな?案外デキるなぁ!

まずはお茶くみとかして先輩たちの仕事を学ぶんかなぁ?

なんや、丸熊より喜美子楽しそうじゃん!」

…などと思ってたんですが…

そこは人員が足りてるから、荒木荘の女中として

雇うという話だったようです…そうだよね、いきなり

絵が上手いからデザインって話にはならない。

社員さんたちも気まずそうな顔してる。

こういうシビアなところが、ヒロイン一人勝ちじゃなくて

地に足がついてる作りだなぁ…と再見で改めて思ったりして。

この時、喜美子はやたらと明るくお茶美味しかったです!とか言うんだけど

そういう気遣いがまた…泣けるんだよなぁ。

大久保さん登場

荒木荘では爽やかな医学生酒田さんや、新聞記者のちや子さんとの

初対面…このふたりのシーンはそれぞれ微笑ましかったり

くすっとしたりできたんだけど…やっぱりね、この朝ドラは

それだけで終わらせてくれなんですよね…来ましたよ!

わたくしの師と仰ぐあのお方が…!

そうです、大久保さんです!!

着物に割烹着と言う出で立ちで、背筋もしゃんとしていて

髪の毛をきっちり結わえてある大久保さん…その大久保さんが

喜美子に「三枚の皿」の問いかけをします。

一枚は家族のことを思って磨いた皿、一枚は仕事だからと磨いた皿

一枚は気持ちを込めて丁寧に磨いた皿…どれが一番綺麗か、というもの。

喜美子は気持ちを込めて丁寧に磨いた皿と答えるけど、大久保さんの答えは

どれも同じ、だったんですよね。理由は

女中は誰にでもできる仕事だと思われてるから。

出来て当たり前、褒めてくれるお母さんもいない、

そんなだから、喜美子には無理だと。

…うわぁぁあぁあああ(´;ω;`)ブワッ

いやね、ヒロインにここまで風当たりのきっついドラマってあります?

しかも女中仕事は誰でも出来て当たり前…だなんて!

大久保さんは、何十年も女中をし、子供も四人育て上げ

厳しい姑を看取ってきたと言う人…その人が「どれも同じ」と言うのって

それだけ周りからは評価されない仕事って身にしみてるからじゃないですか!

さすがに喜美子も、ここまで言われたら諦めるしかないよねぇ…と、

初見でも再見でもしょんぼりしながら観てたわたくしです…んがっ!!!

喜美子はここからがやっぱり凄かった!!!

ご飯が美味しい!

お詫びの手紙とお金を渡され

最後の晩餐をごちそうになる喜美子…いえね、ここのシーンで

おかずがちょこっと写るんですが、どれも実に美味しそうなのです!

彩りも美しく、ご飯もつやつや…そしてさださんには、一品多い!

食欲などなかった喜美子が、つけもの一切れにも

目を見開いて感動し、しまいには

笑顔でご飯を食べるようにまで変化するんだもの!

大久保さん…最高じゃないですか!!

これが大久保さんの言う「誰にでもできる仕事」なのか…

もうね、画面から漂ってきそうなご飯の匂いに

わたくし前のめりでエアロバイク漕いでましたよ!!


くっさい手ぬぐいと、宛名の書かれたはがき

自分が荷造りした時には入ってなかったもの…それがこれ↑

いやぁ…くっさい手ぬぐいは、常治!貴様何しとんじゃ!

そして喜美子!くっさいのわかってて

なぜ何度も臭いを嗅ぐんじゃ!!と泣きながら笑ってましたが

再見での爆泣きポイントは、信楽の実家の宛名が書かれた

何枚ものはがきでした。これは、陽子さん他近所のお母さんたちが

準備してくれたもので、まつさんは「信楽の人は優しいなぁ」と

言うんですが、それにたいしての陽子さんが

「喜美ちゃんがずっと家の手伝いをして頑張ってるの知ってるから」

あぁあぁ…なんだか急に画面がぼやけてまいりました!

頑張ってるのを知ってるから…とは言え、ここのお母さんたちは

ただ口先だけで頑張れって言うのとは違い、喜美子のために

スカートやブラウスを縫ってくれたり、はがきをプレゼントしたり

それこそ、喜美子のために時間や労力やお金を出してくれてる

わけじゃないですか…!

再見では、こういう「応援を行動にうつせる人たち」の思いもよく見えて

わたくし、ここいらあたりから声をあげて泣いてました。

喜美子再び考える。

そして喜美子は信楽には帰らないことを決め、

みんなに話を聞いてほしい…と言うわけですが、ここでも

たかが小娘の話を誰が聞くか!なんて人はおらず

ちゃんと座って話を聞こうとしてくれる…こういうところも

なんかね…泣けました。

喜美子は「大久保さんの仕事は大久保さんにしか出来ない

素晴らしい仕事」と言います…もうね、漬物一つとっても

大久保さんの手仕事が行き届いてるのが

きっとわかったんだろうなって。

大久保さんも、こうやって評価されたのは

嬉しかったんじゃないかなぁ…後々のことを考えると

あぁもう、ここで喜美子のこと認めてるよなって思えました✨


日々家事をしてると、だんだんそれが当たり前になって

誰も褒めてくれない…そこはきっと大久保さんと近いものがあります。

ただ、わたくしはそうなると手を抜きがちで、

こんなもんでいいだろうってなりがちです。

だって誰も褒めてくんないし。

だけど大久保さんは、ほうきを使い分け、それぞれの食の好みを知り

遅くに帰った人のご飯はきちんと温め直す…完璧な心遣いに

わたくし…もうね…人生の師は大久保さん!草間さんに続き2人目の師が

この朝ドラで見つかったよ!!ってなってました。

初見ではこんなイラストも残しておりました↓

スカレ11_1

大久保さん


さて…わたくしも家事もっとがんばらないとなぁッ!!

魅惑の大阪編、明日も楽しんでエアロバイク漕ぎますッ!!

ここまで読んでくださって、ありがとうございましたッ✨




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