スカーレット130~132話

第22週「いとおしい時間」後半

ついにこの時が来たか…再見なのでここで

武志の病名がわかると言うことはすでにわかって観てましたが

わかってても、やっぱり嗚咽しながらエアロバイク漕いでました。

心拍数爆上がりです!良い子は真似しちゃダメなやつです!

思い出しながら書いてるけど、この週…本当しんどいです。

緩やかな日常


はい、冒頭ですねハチさんが喜美子の家の外で待ってて

そこに買い物袋を沢山持った喜美子が帰って来ます。

ここのふたりの会話がまぁ…緩い!

美味しいもの食べさせてやろうと思ってと言う喜美子に

名古屋でも美味しいもの食べてると言うハチさん(可愛い)

武志にやで?とバッサリ言う喜美子に

あ…と気まずそうな顔をするハチさん(可愛い)

鍵かかってないんだから入ればいいのにと言った感じの喜美子に

鍵かけなきゃと言う発言をスルーされるハチさん(可愛い)

てか、このふたり元夫婦ですよね!?

なにこの熟年夫婦のようなノリは!!

もう、このまま復縁しちゃえばいいのに!!!

そう思った視聴者も大勢いるのでは?


そしてこの後、百合子や信作、桃ちゃん桜ちゃんも

加わって賑やかになるわけなんですが、

この時に、桜ちゃんの習い事のことで

ちょっといざこざになるんだけど、

百合子が後で話しようねってまとめて

信作もそう言ったので

ほんわかムードに…と思いきや

桜「お父さん 臭い」

固まる信作、笑いを堪える喜美子とハチさん

こんなええ匂いする父親おらんわ!といきがる信作

ええ匂いやで〜と励ます(?)百合子


泣 く わ こ ん な ん


や、早いとお思いでしょうが

この先の武志のことが控えてるのわかってるから

この一見しょうもない、何でもない会話のやり取りでさえ

キラキラとして見えてくるのです。

そして、初見でもこの緩いやり取りこそが

次の衝撃に備えるための準備期間だとわかってたから

それなりに身構えてはいましたよ…


喜美子の「無」


陶芸教室の始まりには、心もほんわかし、

直子の鮫島との別れは、そうか…残念やなと

日常が描かれる中、ついにこの時が…


慢性骨髄性白血病

大崎先生から、武志の病名を

告げられた喜美子の表情が「無」だったんですよ。

まるで、全く意思疎通できない

宇宙人の言葉を聞いたかのような。

その後先生から病気の説明をされ

余命が3〜5年と知る喜美子。

ここでも表情は固まったまま。

(わたくしはもう号泣)

一人家の中にいる喜美子の回想。

きっとぐるぐると考え込んでたに違いなくて

それでも喜美子は泣いてなくて、表情乏しいままの姿に

もう、再見なのに、いや再見だから?

泣かない喜美子を見て、

本当に悲しいとき、ショックな時は

人ってこうなるんだよな。と思えてまた泣けて泣けて。

そして、泣きながらこれ書いてるんですが

ここから先の展開を思い出しながら

また涙が溢れてます。


小さな巨人:照子


もうね、何なんですか照子って人は!

喜美子大好きで、ちっちゃい頃から

ずっと喜美子喜美子言って側にいて

結婚しても、ずっと喜美子のこと気にかけてて

常治が病気の時は、ハチさんに告げて

喜美子を気遣ったり

ハチさんと別れてからは

時折野菜を持ってやって来る。

どんだけ喜美子好きなんよ!って

ずっとニヤニヤして見てたけども!

今回は泣かされましたわ!!

まず、息子の竜也くん連れて来て野菜持ってきて

初見では「あ、これはまずい…」って思ったわたくし。

案の定、息子とイチャイチャ(?)しちゃう照子に

「今それはやめとけ!刺激しちゃうから!」と

初見では思ったっけ。

そのまま奥の部屋に引っ込んで、また出て来た喜美子の目に入ったのは

まだ居た照子ぉおおぉぉおお!!息子だけ帰して残ったんかぁい!!

武志のこと心配して「病院に連れてけ」って言いたかったようだけど

もうね、初見ではここでわたくし荒ぶってました!

連れてったんよ!それで病名も宣告されたんよ!

喜美子今しんどいから、そっとしといたって!…って。

案の定、喜美子は抑えきれない感情に

「怒るで 怒ってまうで」

もうね、照子一旦引こうか!と思ったのに

↓照子の…これですよ!

「うちもわかったで。何かあったな?」

「うちにぶつけろ!怒ったらええやん

うちに怒れや!怒鳴れや!

何でも聞いたる!一人で抱えんなや!」


あのね、人の怒りや悲しみを

真っ向から受け止めるって

相当な覚悟が必要だと思うんですよ。

下手したら、自分がその怒りや悲しみに飲まれるかもしれない。

怒りの矛先が自分に向かうかもしれない、なのに。

ここまで言える照子…あんた漢前だよ!!!


その言葉に、切れ切れに照子に怒りと悲しみをぶつける喜美子。

この時のカメラワークがもう…ぐわんぐわんって揺れてるんですよ。

まるで喜美子の心の中が、画面にドバーッて吐き出されてるみたいに。

「何でなん?何で武志が」

「あの子ええ子やで」

泣きながら照子に覆いかぶさるように抱きつく喜美子と、

喜美子の肩越しに、じっと一点を見据える照子。

この眼の強さ…!そしてブレてた画面がピタッと止まる。

もうね…このシーンは、しんどいんだけど

照子のどでかい包容力を、これでもかこれでもかと

見せつけられた感じがしました。

だって、喜美子と身長差もかなりある小さな照子なのに

喜美子をガシッと抱きとめてる照子は

すっごく大きく見えましたからね…!!!

再見では、ここで変わらず号泣しつつ

「照子!惚れてまうやろぉおおぉぉぉおお!!!!」と

叫んでおりました…!

スカーレット全編通して、名シーンを選ぶとしたら、

わたくしの中では間違いなくここは

トップ3に入ると思います。

名シーン…ありすぎて選べないけども!!!


ハチさん…(脱力)


大号泣の後の、武志とハチさんのシーン。

ここも、ちゃんと父と息子としての時間を紡いでて

ええなぁ、良かったなぁ…と思えるんだけど

それでもハチさんの呑気な

(呑気といっても、これはごく普通の会話なんだけど)

「武志はゆっくり行けや」とか

「時間はいっぱいあるからな」に

グサグサと心刺されておりました。し、しんどい…!

ハチさんにも武志にも病名知らせないまま

この年は暮れちゃったところで

次週の「揺るぎない強さ」に繋がっていくわけです。


はぁ…どうですか、毎回乱れた文章で申し訳ない!

だけど、多分次の週も乱れます!

今回は比較的短めで抑えたけど、涙の量は

過去最高だったかもしれませんッ!


おまけ(過去絵)


まさかここまでコロナ禍が続くなんて

これ描いた時には思ってなかったかも。

今一度、気を引き締めておかないと…です。

スカレ0323

ここまで読んで下さって、ありがとうございましたぁッ!!






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