スカーレット94~96話

第16週「熱くなる瞬間」後半

もうね…何でしょうね…夫婦って。

傍から見たら仲良くうまく

やってるように見えててもね…

さて、いきますよ…!

始まったばかりのふたり


いや〜喜美子と八郎さんの小さな行き違いとは

また別の時間が流れてるふたり…信作と百合子!

何なん!このふたり!可愛すぎん!?

電話越しに「会いたい」「俺も会いたい」の

繰り返して…!そらまつさんもご不浄行くの我慢して

最後「いつまでやっとん!」って怒鳴っちゃうわ💦w

スカレ66

↑↑↑まぁ、こんなん描くくらい甘かったですわ(過去絵)

ただまぁ、再見なのでこのふたりのパートこそが

後半の癒やしだなぁ…目に焼き付けとこ…ってなるわけですが…


いい夫婦やん…!


喜美子が自然釉に興味を持ってるのがわかった八郎さんは

壊れた電気窯を新調するのと、もうひとつ窯を持とうと提案します。

そう…穴窯ですよ…なんやかんやで提案したのは八郎さんなんですよ…

喜美子の「えぇのぉ!?」って聞く嬉しそうな顔、

にっこりうなずく八郎さん…あぁ…ここだけ見たら

お互いのこと慈しむいい夫婦なのに…!


慶乃川さん再び!


とにもかくにも、窯を作る費用だけでなく

ネックなのは薪代…!膨大な量いるから

しゃ〜ないんだろうけども…

でも、かつて穴窯をやってた人がいたって話で

ついに…出ましたよ!慶乃川さんの名前が!!

喜美子が小さい頃に出会った、ほんわかしたおじさんが

まさかドラマの後の方になって出てくるとは…!

脇役でも決して使い捨てじゃない、生きてるんだ…そう思えて

初見では涙さえ滲んだくらいです。

その慶乃川さんの穴窯に関する記述が残ったノート…

きっちり書かれてる文字の中に、殴り書きで「アカン」

…再見だから、より沁みました…慶乃川さんが

どんな思いで穴窯を作り、作品を作り、諦めていったのか…

初見でもこりゃ大変なものに手を出してしまったな…と

うっすら思ったものです。

そして回想で出てきた慶乃川さんの

「陶芸家になんかなったらあかんで」

それに対してのチビ喜美子

「お金にならんことはしません」

うわぁぁ…この昔の軽いやり取りだと思ってたものが

後々響いてくるんですねぇ…

再見でその重さに頭を抱えてしまいました。


背中を押したのは…


さすがに膨大なお金がかかるとなると

喜美子は諦めようとします…そらそうよなぁ…

だけど、まつさんが貯めてたお金を差し出したり

武志が靴下繕ったお金を出してきたり

もうね、朝ドラならではの家族の協力ですよ!

でもって、八郎さんは喜美子と2人で話しよって言って

いつかやる…と言ってる喜美子に対して

「いつかなんて言ってたら、いつ戦争起きるか分からん。

僕らの仕事は平和だからできるんや。

いつかなんて言わず、今やりぃ。今やりたいんやろ。

夢を叶えぇ」

要約ですが、こう言ってるんですよ!

このタイミングで再見したわたくしには

とても重い言葉と言うか…今は隣県に行くのでさえ

戸惑われてしまうようなコロナ禍ですからね…

いつか信楽に…なんて言ってたわたくしと

勝手にダブらせつつも、いやいやいや…背中思っきり押してるの

八郎さんですやん!喜美子の瞳の中に小さく宿ってる炎に

ガンガン燃料足してるの、八郎さんですやん!!

と、かなり強めに突っ込んでみてました。


穴窯が出来るまでの季節の移り変わり


5月に八郎さんの個展、その後は

穴窯ができるまでの工程をこれまた

きっちり見せてくれます。

だいたい初夏から秋口までの季節を通して描かれてるんですが

やっぱりね…夏の日差しと、秋とで照明が変わるんですよ。

もうなんか、空気の温度さえ違って見えるくらい。

で、再見で驚いたのは、穴窯が完成して

喜美子がひとりで穴窯の前に座ってるシーンがあったんだけど

そこの前に一瞬空が映って、曇りなんですよ。

そしたら喜美子が歩き出した時の、

ちゃんと曇りの時の柔らかい光で、影が薄くて

屋外撮影だとしても、逆にこういう空気ってあまりドラマでは

見ないもんだと思ってたので驚きました。

(変なとこばっか目がいってすんません💦だってこの後が

とてつもなくしんどいもんですから…あぁ…)


八郎さんと三津


穴窯と同時進行で、ちょくちょく見えてたのが

八郎さんと三津の距離の縮まり方…ですかね。

直子と鮫島が訪ねてきた時に

一人工房でコーヒーカップを作る三津に

八郎さんが差し入れを持ってくるシーンがあるんです。

しばらくやり取りした後、

(この日は三津の誕生日だった)

八郎さんが「話聞こか」って残るシーン…


八郎さんはずっと定位置にいるんだけど

三津のほうが、だんだん近づいていってる感じ。

八郎さんは話を聞くにしても、あくまで

銀座の話とかしてもらったからって、

ビジネスライクなとこあるけど

若い三津、しかも八郎に気持ちが傾いてる三津にとっては

それはもう、誕生日に嬉しい出来事に違いないわけで…

喜美子は穴窯の作成で、職人さんたちとの打ち合わせも多かったろうし

もしかしたら、描かれてないシーンでは

夫婦の時間よりも、三津との語らいの時間が増えてたんでは…と

再見では思わせるのに充分なシーンでした。

だからこそ、次で書くことにも

これがしっかり響いてるな…と思えるのです…


穴窯の温度は上がらない…けど


ようやく完成した穴窯で初の火入れ。

火の番は24時間寝ずにやらなきゃいけないということで

喜美子と八郎さん、そして三津が交替で火の番を

することに…!

…なんだけどさ、ここでもモヤモヤすることありましたね…

喜美子→八郎さん→三津 のローテーションで

火の番をしてるのに、温度が上がらないから…って

喜美子が半日変わらずに火の番をしてた時があったはず。

そういう前提なのに、なんで…なんで三津は

八郎とキャッキャ話しとるん?でもって八郎も何で

同じようにキャッキャしとるん?

起きてきた喜美子が2人のもとに行くと

さっと話を止める三津とか…わたくしだったら

「遊びちゃうで!雑談しとる場合か!

ハチさん、あんたもや!火の番ちゃんとせぇや!」

くらいのことは言うたるのに…ムキィ!!

そう…だからこういう時間こそが

八郎にも大事な時間にすり替わってたんでしょうね…

穴窯作ってる間にさ…


絶妙なナレ


そして後半ゾクゾクゾクッときたのが

5日目の朝を迎えた時のナレです。

やはり温度が上がらず、疲労困憊した喜美子が映り

薪も残り僅かとなった時に

ナレが

「どないしよう…もう一旦火をとめてしまおうか…

ハチさん…どないしよう…」

これです…これですよ…!

これまでナレって、喜美子や周りの事実のみを

淡々と説明するだけのものであって

喜美子の感情をナレすることはほぼ、なかったんです。

わたくしの記憶では、借金取りが家にやってきて

お風呂沸かしてる時の「どないしよう」以来の

どないしようだったはず…それに加えて、ここでは

ハチさんも付け加えられてた。

小さい頃には父にも母にもどないしようを言わなかった喜美子が

ハチさんに頼ろうとした…なのに…


何でよぉおおおお!!!!何でなんだよぉおおぉぉ!!!!

なんで眠ってる八郎さんのそばに、ぴったり寄り添ってる

三津が居るんだよぉオオォ!!!

でもって、何でこんな時にそんなもの

目撃しちゃうんだよぉおおぉおぉぉ!!!!


そしてこの後の、目を細めて炎を見つめる喜美子の

ぞっとするほど静かな表情ですよ…!

あぁもう…凄まじいシーンを再見して

わたくし…しばらく呆然としてしまいました。

あんなに仲良かった夫婦が

しょうもないことを積み重ねて

そのままにしてた(見ないようにしてた)結果が

これなのか…引き返すことはできないの?

八郎さん、喜美子よりは色恋沙汰に敏感だと思ってたのに…

喜美子が気づいた段階でもう方向性が見えてくると言うか。

三津と八郎さんの距離の近さ…喜美子が気にならないはずないのに。

だからこそ、夫婦の時間にそういう話もすればよかったのに…

喜美子…どこかで「しょうもないこと」って片付けてこなかった?

洗濯物たたまれ直すみたいに、自分の言動を

「そんなん松永さんなんか何とも思ってないわ」って

半笑いで否定されることのほうがしんどい時もあるよね…

ヤキモチ妬いてる自分のほうが狭量に思えて嫌だとかさ…!

いやでも、こういうほころびを…靴下みたいに

ちゃんと繕っていく夫婦だっていっぱいいるんだからさ…!

ね、今からでも繕ってくれや…頼む…!


再見なのに、こんなことぐるぐる考えてました。

このことがきっかけで

喜美子が穴窯に取り憑かれたように向かっていくの

なんかもう、わかってるんだけどしんどいです…!!


おまけ(過去絵)

スカレ67

↑↑↑ちょうど節分シーズンだったので

八郎沼からは三津に向かって投げる

大量の豆が噴出する騒ぎが起きたのでした…!

いやぁ…三津さぁ…!!顔近づけちゃダメでしょ!

そこまで勝手に距離縮めたらもう弟子としては終わりでしょ!


でもって、こんな絵も描いてたよね…↓↓↓

スカレ68


うぅうぅううぅーーーーーん…!三津よ…!!

あっという間に3500字超えてしまった💦

来週から更にしんどいので

今日のところは、ここまでにしといたらぁッ!


ここまで読んでくださって、ありがとうございましたァッ✨


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