スカーレット85~87話
第15週「優しさが交差して」前半
週題は穏やかなのに…なのに…!
そろそろ、不穏な空気が濃くなってきてますね…
こっからの数週は本当にしんどい。
でも再見なので、見えてないところもきっと
見えてくるはず…!
心の扉をこじ開ける三津…
前週では、つい「しんどい」を口にしてしまった八郎に
三津は2人きりになったタイミングでグイグイ聞いてきます。
まぁ、元彼ヒロシと自分との関係を
重ね合わせてしまったからに他ならないんだけども…
それにしたって、言葉のチョイスが
八郎にはグッサグッサ刺さったろうなぁ…
「喜美子さんに追い越されてしぼんでしまった才能を
再び開花」とか
「素晴らしい作品を作ればいい」とか…
八郎が心の奥底に溜め込んでた感情を
まぁ…この子はホント、言語化して可視化するのが
うまいのなんのって…!
初見では、このグイグイが本当に苦手だったので
再見で少しいいところが見えてくるかな?と
思ってたんですが
再見でもグイグイ苦手でした…💦w
でも、八郎さんに新しい風を吹かせたのは
間違いなくこの子なんでしょうなぁ…
新しい風と言うより、原点回帰させるきっかけを
作ったと言うか…元々八郎さんは飾っておく芸術作品と言うより
使ってる人がええなぁ…って言ってくれるような作品を
作りたかったはず。
でも、その気付きは喜美子からでは
与えられなかったものなんだなぁ…
だって、この頃には八郎さん喜美子に対して
めっちゃ劣等感持ってますもんね…?
喜美子、それはアカンて…
個展に向けての制作に行き詰まってる八郎に
喜美子は橘さんからの注文を受け
自分が家計を支えるから
今回の個展はやめて休もうと提案します…
喜美子からしたら、こういう作れない時期は
心に栄養が足りないから…と見えるんでしょうなぁ。
(ふと草間さんが頭をよぎった…そう見えてたのか!
なるほど、それなら休めと言うのも理解できる…!)
…と、書きつつ、やっぱり個展に関しての話は
もうちょっとやめるって結論出すの
先でも良かったんじゃないかなぁ?と
思ったりもしました。
なんかこういう、相手の言うことをもっと
じっくり聞こうとせずに、よっしゃこうしよう!って
言い切り型で決めちゃうの…常治の悪いとこ
しっかり受け継いでますやん…!
声の出ないまつさん
喜美子と八郎の間が
徐々にすれ違ってる一方で
百合子が飲んで帰って大はしゃぎだったり
武志の「テレビが欲しい」お手紙だったり
和ませる部分もしっかり描かれてるのが
この朝ドラの緩急よなぁ…と思いました。
キミハチパートだけだとしんどいし
家族にスポットあたりすぎてると
中だるみしてしまいそうだし…
そんな中、初見でなぜこのエピを?と
思ってみてたのが
「まつさんの声が、合唱団張り切りすぎて
出なくなる」です!
日を追って、声を出そうとするけどかすれてたり、
叫べないから、ほうきバンバンして
ネズミが出たのを知らせたり…
あらあらまつさんったら…なんてゆる〜い感じで見てたんですが
再見では
「あ…これ後半でしびれるやつ…」とわかってるので
まつさんエピに関しては
緩急の緩でもあり急でもあるんですよね…
いや…ここは後半でじっくり語るとして
ほんと、まつさんエピは
わたくし、大好きなエピのひとつです…!
富田靖子さんが、なぜこの
ほんわかしたまつさんなのか?
それがはっきりわかったエピでもありました。
ディナーセットはいいけどさ…
三津の話が、八郎さんの創作意欲に
いい影響を与えてるのはわかるんだけど…さ
三津は、誰についてるの?喜美子なの?八郎なの?
なんかね、存在がよくわからんのですよ…
美大出てるのに絵は下手だし、陶芸もいまいちだし
ただただ八郎の側で、雑談してるだけ。
…でも、この雑談こそが
喜美子にはできずに、三津にしかできない
「新しい風」なんですよね…(頭を抱えるわたくし)
団地の話とか、東京の話とか
ディナーセットの話とか
テレビすら要らんって言ってる喜美子からは
まず絶対出てこない話だし。
( ゚д゚)ハッ!…もし川原家に、武志がほしがってた
テレビがあれば、三津じゃなくても
情報は手に入って、八郎さんにも風が吹いてたのでは?
うわぁ…テレビがないことが、まさか
こんなところに密かに影響してるとは…!
だって弟子としての三津って
あんまり存在が感じられないんですもの!!
再見するとね、八郎は弟子として…と言うより
茶飲み友達みたいな扱いだし
喜美子は喜美子で、食事作らせたりもしてるから
お手伝いさんみたいな扱いだし。
(実際百合子もそう言ってたしね…!)
だいたい、ディナーセットの話だって
あんな絵を描いて並べるくらいの時間があったなら
喜美子にもちゃんと話すれば良かったのに。
何作るん?って聞かれた時に
ちょっとな…で言わないのも、なんかね。
橘さんに会うために出かける喜美子が
外に出てから、一瞬足を止めて考える顔した時あったけど
ここがひとつの分岐点のスイッチだったんじゃ…とも思いました。
引き返して八郎さんに改めて「何作るの?」って聞いてれば
もしかしたら、ふたりの関係は変わってたかもしれないのに…
まぁでも、これはタラレバですけども…!
なんかね、喜美子の知らない
八郎さんと三津だけの時間がどんどん増えてて
ここは、再見でもやっぱりモヤッとしました。
てか、三津あれだけあけすけなら
喜美子にもこういう話しとかしないのかなぁ。
そこはやっぱり、元彼と似てる喜美子にだから
逆に話せなかったのかなぁ…
それぞれがやりたいことを…【痛】
わたくしね、喜美子が八郎に
陶芸を教わってる状態の時の好きなシーンが
それぞれが別の机に座って、
別々の作業をしてるシーンなんですよ。
で、喜美子が八郎を見ると八郎は作業してて、
それを見て微笑んだ喜美子は自分の作業に戻り、
今度は八郎が顔を上げて、喜美子の作業姿を見て微笑む…!
これこそが、理想の夫婦の在り方だな…と思ってたんですよ。
それぞれが、やりたいことをやりながら
お互いを認め、高めあっていくというか…。
前半、銀座の下見を決めた八郎さんは
同行したいという喜美子に
「僕は僕でやるから
喜美子は喜美子でやりたいことやったらええ」って言うんだけど
これ…わたくしの好きなシーンと状況は似てるけど
内容はだいぶ違うんですよね…
それはやっぱり、三津が提案したディナーセットに
八郎さんが乗っちゃってるし、そこを喜美子は
知らされてないっていう疎外感ね…
これで互いが違う方向向いちゃったら…どうなるの?
ヒリヒリが止まらないんだけど…!
そして後半…もうね…内容がわかってるだけに
誰も悪くないってわかってるだけに…
みんな幸せになる分岐点スイッチをつい
探してしまいます…あぁ…辛い…!
おまけ(過去絵)
あまりにも展開がしんどいので
喜美子が絵皿の柄に狸じゃなくて
ウサギを選んだことにすら、憤るわたくしの絵を描いてましたねぇ…!
おっと、書き損ねてましたが
百合子信作パートと大野家パートは
ほんとにこの週の中では癒やしとなってました…!
いやぁ…そこまで書くとまた軽く3000字超えるので
(既に2800字超えてます…ハハハ)
今回はここまでにいたしますッ!
ここまで読んでくださって、ありがとうございましたァッ✨!!
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