スカーレット79~81話

第14週「新しい風が吹いて」前半

え〜…この2020年に入り、第14週がスタートしたわけですが

常治が亡くなってから3年経ったところから始まりますッ!

ここから…ほんとしんどい展開が待ってますね…

だけど逃げずに完走したいと思いますッ!!

夫婦の時間


武志もすくすくと大きくなり

膝蹴りとか腹筋とか、男の子あるあるを

見せつけてくるとこ可愛いなぁ✨

でもって、「テレビ欲しいなぁ〜」ですよ!

それに対しての喜美子の

「よそはよそ!うちはうち!」

なんかすっかりお母ちゃんですよねw

夜は夜で、武志を寝かせてから

夫婦で工房で作業する時間。

ふたりそれぞれ違うことをしてるようだけど

この時間が一番好きや、この時間を取り上げられたら

生きていかれへんかもしれん…と言う八郎さん。

初見の時は、ここも微笑ましいなぁと思ってたんだけど

再見では「この時間を取り上げられたら」と

わざわざ言う八郎さんの、どこか追い詰められてる姿も

くっきり見えてきてしまいました。

この頃の八郎さんって、銀座で個展の予定はあったものの

金賞をとったあと、目新しい作品ができずに

行き詰まってた時期でもありますからね…

唯一ほっとできる時間が、この時間だったでしょうね…

あぁ…なのに…(先を考えないようにしたいけど

知ってるので気持ちが沈むわたくし…)


リーゼント赤津ときのこヘア!


…すんません、他の朝ドラの話は

極力するつもりはないのですが

八郎の弟子については言わせてください…

「ちょ!赤津!髪型変えてなにしとん!

ちっとはきのこヘアと仲ようしてくれや!!」

※赤津…「まんぷく」の時の役名

思えばこの、顔を合わせれば小競り合いばかりしてた弟子が

八郎の弟子でなかったら…そんなことを考えた日も

初見では多かったように思います。

でも、このふたりが仲良ければ

喜美子はずっと、ひっそりと自分の作品を作り

日の目を見ることもなかったかもしれませんね。

再見で人生の小さな選択肢は、こういうところにも

潜んでいるなぁ…と思ったりしました。

信作が一石を投じちゃった…!


信作が百合子とちょいちょいあかまつで飲んでると知り

わたくしも「あれ?もしかして付き合ってんの?

ここで挨拶とか来ちゃうの?」と初見で思ったわけですが

信作…さすが喜美子のことをよく見て知ってるなぁ…と思ったのは

「今の喜美子は本当の喜美子じゃない、無理してたらいつか歪むぞ」と

言っちゃうとこですなぁ…確かにお茶くみとか弟子の世話で

日々追われてて、喜美子は陶芸には向き合えてない。

でもさ…これもっと八郎が気づくべきことじゃないのかなぁ?と

再見では思ったりしました。だって一緒に歩いてくとか

どっちかが前に出てもいいとか、言ってたんですからね?

なんか賞をとったことで、八郎の目標も

変わっちゃったように思えるし…

前は自分の作ったもので、誰かを喜ばせたい、だったのにね…


その顔は…喜んで…る?


それでも、喜美子の才能は認めてるのか

八郎は喜美子の作品を次世代展に出品しよう、とは

言ってくれるんですよね。

でもって、釉薬の調合も教えるって。

要は結婚する前の、ともに陶芸に向かってくふたりの時間を

作り出そうとしてたんだろうけど…

喜美子のここからのターンが凄かった…

八郎が注文を受けた花瓶を、どんな色にしたいかを聞いて

釉薬の配合をさらさらっと言ってのける。しかもあってる!!

「10歩も20歩も下がってても勉強はできるで?」と

ニッコリ笑う喜美子を見て、八郎は

「すごいな…すごいな喜美子…」

あぁあぁああ゛ぁ゛あ゛!!!!!これ!!!!!!

まさかここに!!!!!

いや再見で崩折れました…全て見終わってるし

完全ネタバレ路線と銘打ってるのですが…ここに

この後とてつもなくしんどい回で使われるセリフと

同じものがあったとはッ…!!

いえね、この「すごいな」を言ってる時の八郎さんの表情が

喜んでると言うよりは、焦りとか翳りとか…なんかとにかく

曇って見えたんですよ…手放しで喜んでない感じ。

今思えば、自分は進めないのに、

いつの間にか後ろにいるはずの喜美子の駆け上がってくる

足音が聞こえていたのかもしれませんね…

いや…それにしてもすごいな…この脚本…


で、翌日のポンコツ弟子たちの叫ぶ

「釉薬の調合も何も教わってへん!雑用や!」

では、皮肉にも喜美子の勤勉さがばしぃっと

観てる側には伝わったし

更には佐久間さんが

「豊富な知識に裏打ちされた自由奔放な作品ほど

怖いもんはないで」なんて…もうね

喜美子頑張れ!と思うけど、八郎さん…

この時の表情…曇ってたなぁ…

そう考えると「あの子」が来る前から

八郎さんの中には不安要素が

いっぱいあったってことですな…


懐かしい顔ぶれ…からの、あの子!


フカ先生と年賀状のやり取りをしてる…からの

1番さん2番さんがひょっこり出てくる流れ…

この人たちも使い捨てではなかったなぁ!と

嬉しく思った出来事でした。

だけど…ついに!来ちゃったよ!!

「あの子」こと松永三津!!が!!!

見た目も個性的だし、考え方も

個性的だし、グイグイ積極的だし、

新しいものを取り入れないと!って言って

八郎さんの逆鱗にはふれちゃうし💦

でも、これでムッとしちゃうのは

そうしたくても出来ない意地があるんだよなぁ…八郎さん。

信楽のものを使うっていう、意地…

なんかねぇ…再見すると

八郎さんの頑固な部分がよく見えてきて

初見の穴窯の喜美子と似てますやん…などと

思ってしまいました。

ただ貴美子のほうが劇的に熱いですけどね💦

う〜ん、決して三津が来たから

夫婦仲がおかしくなったわけでなく

元々どこか歪んできてたのは間違いないですね…

そこにお互いの意地と誇りが…あぁぁ…

次回も踏ん張って見届けねば…ですッ💦

ここまで読んでくださって、ありがとうございましたッ!

おまけ(過去絵)

スカレ58

↑↑↑初めての喜美子の作品には、まるまるさんと小人(妖精)が

お手伝いに来てくれたんだろうなぁ…なんて思って描いた絵

これ描いてる時は楽しかったなぁ…喜美子の陶芸家への一歩だと

明るく思ってたからかな。

スカレ59

↑↑↑家事やら弟子の面倒やら、忙しい合間の勉強で

釉薬の調合をしっかり勉強してた喜美子…恐ろしい子ッ!!


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