スカーレット73~75話

第13週「愛いっぱいの器」前半

え〜…本日は日曜日なのですが

金曜日に更新できなかったので

たまらずエアロバイク漕ぎました。

初見でも号泣してたけど

全てを知ってる再見では、ちょっとしたことでも

ボロボロ泣けてきてしまい、息も絶え絶えな

嗚咽となり、色々危なかったです…💦


常治が…弱ってる…!


第12週の後半ですでに、常治が

床に伏しがちなのは出ていました。

初見の時は「あ〜長距離運転は年とると

響くよねぇ…」くらいの面持ちでいたんですが

再見ではね…もう常治の声がもう

元気な頃のハリ?芯がないのに気づき、もう涙でした。

それでも、武志のおねしょエピがあったり

照子の子どもたちと庭先でキャッキャ遊ぶ姿だったり

病人の常治とは別に、楽しい時間も流れているのも

描写されてて…

こういうところにさえ、もう泣けてしまって…!

(そしておわかりだと思いますが、これ書きながら

また涙が止まらなくなっています。)

常治が亡くなる夏から秋まで

昭和40年(とテロップあり)の夏から秋の

時の流れが前半で描かれており

常治は秋に亡くなるわけですが…

この前半で驚いたのは、やはり季節のきっちりと

描き分けられてるところです。

夏の眩しい日差しを受けながら

常治と喜美子の白いシャツが眩しかった。

常治の病状を八郎が喜美子と百合子に知らせる時の

夏のざあざあ降る雨のすこし熱のある感じ。

大皿を焼き上げた喜美子を照らすかのような秋の光が

夏のそれとは違った光だったこと。

わたくしの語彙力で伝えるのはとても難しいのですが

登場人物が長袖を着たな…と思ったら

本当に光がかわるんですよ…!だからこちらも

あ、秋になったな…ってわかるというか。

そして光とかよりも、やはり常治の声が

どんどん消え入りそうな元気の無さになっていて…

もうね…しんどかった…!

仲良うせぇや


思えばこの頃から、喜美子と八郎のすれ違いは

描けていたんですよね…

棚に武志の作品棚と喜美子の作品棚。

武志の棚はまるまるさんの家族で埋まっていってるのに

喜美子の棚は、かつて狸の小道の先で拾った欠片だけ。

それを八郎さんが「喜美子の棚もあるんや」なんて言うし

喜美子は喜美子で「興味ないんやな」みたいなことを

ぼそっと言うしで…

初見では、どちらかというとコミカルに見えてたシーンですが

再見すると…あぁ…これ小さなことかもしれんけど

結構積もってきてるやん…って思ってしまいました。

「興味ないんやな」発言の後に、八郎はニコニコしながら

「喜美子にめっちゃ興味あるで〜」って言うんだけど

喜美子はもうこの時には自分にではなく

作品を作ろうにも作れない自分に目を向けてほしかったのでは?

八郎を支えるために大量の注文を作りこなし

子育ても頑張ってるのに…

そうそう、常治の前で2人の言い争いも

今見るとあぁ…ってなるんですよ。

喜美子は大量の注文を無断で断った八郎に腹を立て

八郎は勝手に出しておいたメモなどを片付けた喜美子に

腹を立て…とか。

こういうのも、喜美子は八郎を家族を

支えるために自分の受けられる仕事は受ける!って

スタンスだったんだろうし

八郎は八郎で、自分の没頭してる作業に

横槍入れてほしくなかったんだろうし…

こうやって書き並べると、八郎のほうが小せえな…と

思ってしまうんだけどもね…💦

で、その小競り合いを「しょうもな…」と言って切り捨て

死の間際にはふたりに「仲良うせぇや」と言った常治…

もうね…もう…【嗚咽】


頭ぽんぽんの意味


大野家によるまったけご飯エピ…これも

大野家って存在そのものがマイナスイオンとか

パワースポットちゃう?と言いたくなるエピでした。

飲めなくなった常治のために、飲めないお酒を飲むオゥちゃんとか、

夜中から「まったけとりに行こう…俺かっこええな!」と

自画自賛しちゃう信作とか

「まつさんにはうちがおるし!」って気丈にも

笑顔でいってのける陽子さんとか…こういう人たちが

川原家のそばに居てくれて本当によかった…再見でもう

ボロボロ泣いてました。


そして前半を通しで見て、初めて気がついたのは

疲れたからと言ってみんなを部屋から出そうとしてる時に

なぜかはっきりと、元気な時の声で常治が

「喜美子!」って呼び止めるんですよ…!

前半のシーンで、元気な頃の常治の声を聞けたのは

後にも先にもここだけでした。

そして、喜美子を座らせて何も言わずに

何度か頭をぽんぽんってする常治。

このね…「何も言わずに」と言うところに

きっと視聴者それぞれが、常治の

喜美子に対する思いを乗せる余白を

制作側が与えてくれたんですよね。

学校行かせてやれなくてすまなかった、とか

八郎と仲ようせえよ、とか

家族のこと、頼んだで…とか

視聴者がどういう気持ちを乗せてもいいように

作ってくれてる気がして…なんかもう、そういうとこですよ!

セリフでああだこうだ説明されるより

もう言葉を発するのもしんどい状態の常治の

喜美子への思い…もちろん全て違っててもいいし

それぞれの見方でいいんだよ、って

言ってもらってる気がして…もうただただ泣いてました。


( ゚д゚)ハッ!…泣きながら書きなぐってたら

もうあっという間に2千字!!!

いつもすんません💦でも、こんなに素晴らしいドラマの

メモリアルブックが出ないのは

なんでなんじゃぁああぁぁあああ!!!という思いを胸に秘め

(全然秘めてない件)

これからも、エアロバイクを漕いでいこうと思いますッ!

ここまで読んでくださって、ありがとうございましたッ!!


おまけ

初見の時は、こんなん描きながらも

まだ常治は回復して

喜美子や八郎に親父風吹かせると

思ってたんですよ…なのに…(´;ω;`)ブワッ

スカレ53



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