あなたに手を振って
あいさつとして手を振ったのかさえも分からなくなってくる時期に突入してしまった。
よみがえる記憶は理想と現実のギャップ差でしかなく、笑っている場面の後にはいつも怒りの視線をむけられている場面がやってきて不安定。
なんの思い出も残したくないからと卑屈のつもりで断ったこともどれも下心から生まれたカッコつけでしかなかった時の後悔からももうすぐ離れられる。
振った手はあいさつにも別れにもならずに断捨離してしまった。
忘れられたこちらの笑顔の裏で微笑ましく誰かと集まってる誰かとすれ違う度に、こちらは次に涙を隠すために発声練習と言い訳してヒトカラのレパートリーを増やしていく。
次は何を歌おうか。
ヒトカラまで文句を言われたら逆にやりたくなるほど燃え上がっている。
ここから離れたらマイブームを今以上に楽しむつもりだ。
いつも誰かに手を振っている。
ただ一つ言えるのは陽気なあいさつではないことは確か。
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