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後藤篤子さん化
一ヶ月の籠り生活で磨耗した体力が戻るわけではなく、悪化しないぐらい。
不思議と外食とカラオケが出来なくても苦では無かった。
今回の暮らしでは収穫があったものの、がめつくなる自分が見える化した。
「なんでこんなにお金かかるんだろう。」
老後の資金がありませんの主役、後藤篤子さんのようにひたすら家計を気にする。
別に外食やカラオケを辞めるつもりは一切なくて、本当に後藤篤子さんのように「お安くないんじゃ!」と心の中ではボーリングしている。
ボーリングもワンゲームだけなら安いけれど、シューズ等で結構お金かかる。
現金でないといけないし。
店舗によりますが。
それとボーリングってソロならワンゲームだけで全然楽しいですね。
ガーターばっかなのにスッキリした。
昔はターキーとかとれたのに。
五年に一度じゃそんなものかもしれない。
ここで辿り着いたのが、
「節約は出来ても貯金は不可能」と突きつけられた現実。
他の言い方なら「出来る範囲での貯金はやれる。」
浪費を出来るだけ減らすとか。
けど自分の娯楽費を削る事は可能でも食費までは現代で削るにはキッチンが使えない自分の場合、現実的では無い。
そりゃあ、出来ることなら自炊やスーパーで安くしたい。
パートやバイト暮らしを変えるつもりはないけれど、後藤篤子さんが
「9万のバッグを欲しいのに毎日ウィンドーショッピングする姿。」
を観ると
「2万8千円(送料込、税込)のCSMサイガドライバーをウェブで覗いては持ち合わせがなくて予約締切まで眺める。」
私とデジャブする。
老後の資金どころか来月生きていける資金すら不安だ。
それでも不幸だったか?と言われればそうではなくて、
「無駄や損得って架空だなあ。」
と教育で勝手に塗られたラクガキを漸く漂白出来たことだ。
私の口癖は
「ホタテはオホーツク産なの。紅ズワイガニは高いから。」
そして、
「仕方ないよお…なんとかなるから絶対!」
私は主婦力を試されているのかもしれません。
もう性別やらしさに囚われていたら確実に費用が駆逐される。
ここでお伝えするのは「銭ゲバになって。」
ではなく「現実を見える化する。」
ことにあります。
この生活に近くて観たい作品が見つかりました。
お金に困っている作品。
そして私は金持ちキャラ、タカビーキャラが好きということ。
琴吹紬、花輪くんが代表。
突き抜けた話ならドラマ銭ゲバの「蒲郡風太郎」
お金との葛藤キャラなら「後藤篤子さん」です。
個人的に松重さんが演じておられる後藤章さんも好きではあるものの、後藤篤子さんの優しさや暖かさと徐々に浪費家の姑さんとの関わりで変わっていく姿は哀愁と共にかっこよくもある。
私も書いてみようかな。
「来月生きれる自信がないんです」
を。
余談になるかは分かりませんがあるアイドルライター、小明さんと中川翔子さんが撮影会をしていた時にイベント外で、携帯を構えた輩に無断で写真を撮られて、小明さんが暴露本で
「ちゃんとお金払って欲しい。」
と慟哭を執筆された時の気持ちに今はなることが多い。
そして…「そんなことはない。」と分かっていても老後の資金がありませんの姑さんのように
「このお金はあなた自身の為に使って。」
いや、余計な幻想はやめよう。
誰にも言われてはいませんが、それも自分自身で決めていこう。
劇中の餃子の曲サントラ無かったんですよね。
生前葬の曲もなかったし。
探すか。
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