ほんとうは怖いガンマモン
※個人の感想です。
劇中でも一話から指摘されていましたが『デジモンゴーストゲーム』のガンマモンは私から見た第一印象でも末恐ろしいデジモンだと思います。
『グルスガンマモンになるから』では無くて私の第一印象では表には出ない内面と表面のバランスがとれた怖さというか。
ホログラムゴースト(※今作のデジモン)は基本的に出来るだけ和解が出来る存在ではあるものの、いつ何かが爆発してもおかしくない人間よりも感情の動物であるからです。
だから人間と共存出来るデジモンもメインメンバーのパートナー以外はピーキーな性格です。
ガンマモンもピーキーな性格で天ノ川宙とは出会うべくして出会ったパートナーであり、そうでない可能性は考慮しにくい。
けど 非 常 に 怖 い。
アンゴラモンやジェリーモンよりも敢えて幼めに描かれていますが隠しきれない本性がホラーや格闘技を知る人なら分かるかもしれません。
グルスガンマモンもまだマイルドな方で、その余裕が成熟期とは思えない初期のデジモンにあった設定風の強さだからかもしれません。
ホラーテイストのデジモンゴーストゲームにはぴったりのメインデジモンでアンゴラモンやジェリーモンがパートナー同士で基本的に関係が続いているのがガンマモンの立ち位置を明確に示していますね。
『言えないし言わないけどそっとして付き合おう。』
という描写は一貫しています。
だからすんなり共闘出来ますし頼む事が出来る。
それ故にガンマモンソロだと消去法でグルスガンマモンに進化してしまうのですが、この辺りは宙にとっても不確定要素過ぎて和解に持っていくのに苦労しているのが目立ちます。
もう最終話が近いのですが究極体に進化してもアンゴラモンと瑠璃、ジェリーモンと清史郎は進化する理由と積み重ねを共有できたのにガンマモンと宙はグルスガンマモンの問題を抱えているからか、歓迎の発展というより課題への先送りなのが結構モヤッとする要素ですね。
そこはホラードキュメンタリーに登場するの人間サイドの反応に近いです。
ガンマモンはある意味で宙のパートナーかつ弟だけでなく、特攻スタッフという側面もあるのかもしれません。
そりゃあリリスモンに誘われる。
ただ、ガンマモンも根は良い性格なので憎めないのもリアリティがあるというか。
これはアプモンのガッチモンと似ているようで違っていいですね。
ガッチモンはパートナーの理解があるから無視されてもそこまで傷つかないし深入りしない(※他人事)というスタンスだったので、曲がりなりにも宙を助けたい気持ちは本物で心配もしてくれるガンマモンを見ると一時的に恐怖は薄れます。
私の主観は間違っている事が多いかもしれないガンマモンに対する感想ですが改めて、現代ホラーにハマるきっかけでもあるのデジモンなので凄い力です。
デジモンというより、
『日常の恐怖を醸し出す存在が現代科学による代償だったら?』
といった世界感がデジモンゴーストゲームなのですが。
ああ、もう今月で終わるのか。
あまり終わる気がしないのもこの世界ならでは。
来週でデジモンゴーストゲームも最終回。
デジモンならではとホラーテイストな作風によって趣味が増えました。
ガンマモンはどうなってしまうのか!
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