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2024年8.15手記:「Memories of Account.5」

※ネタ切れによる短編小説たんぺんしょうせつ短歌風たんかふう投稿記事


人さらい
夢もほこりも
通知なく
帰りを待つ者
躊躇ちゅうちょすらなく


   考えなしの突っ走りも目的をさらわれた時のかつての選択肢せんたくしだったのだろうか。


    何故欲望のためにさらえるのだろう。
    昔は気が付かなかったけれど日常による恐怖によって変わってしまった素直な行動をとっているからかもしれない。


      人は優劣をつけて生きていくしかないのか?
   綺麗事きれいごとはたしかに言えないかもしれないけれど100%の現実なんて息苦しいだけじゃないか。


     どうせ素敵な花園はなぞのへはさらわれることはなく、ただ理不尽りふじん拷問ごうもんしか待っていないのなら我々は何のために生きているのだろう。


    たよるものがない息苦しさは誰にも味わって欲しくない。
    それでもつい嫉妬しっとしてしまう。


   
   持たざる者としての振る舞いを強制しないで欲しい。
   これでもいつも精一杯なのだから。

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