怪談・THE私82
※個人の怪談です。
架空ノイッタンモメン
木綿豆腐は思ったより硬い。
豆腐を生みだした技術に、木綿豆腐まで作るなんて技術はちゃんと継承されている。
安全上、硬い布はもう少ないのかもしれない。
布も充分凶器になりうるから。
大昔の日本では、握力がずば抜けていたのでしょうか?
布で首を絞めたり、逆に飛んだ布が誰かの首を絞めるのも当たり前だったとか?
飛ぶ布に意思が宿るよう握力や腕力で何かしたか、何か起きたのか?
伝承をある程度聞きかじっただけでイッタンモメンは布が飛んで首に絡まるだけで想像もしやすく、今でも古いしきたりを守っている場所なら有り得なくはない。
風で飛んだ布に締められるオチが現代もあるのなら私はその現象を強く望む。
人間が関わる事故やら事件に比べれば比較的最良。
シビアな物質による自然なやられ方として来年の短冊に飾るとしよう。
イッタンモメン。
本来は善側じゃないのかも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?