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ヒソム物の怪

  巨大なヒラメかカレイか?またはナマズの近縁種か。

  水の中で進化を遂げ、犠牲と繁殖を繰り返す水棲生物たち。

  人が聞いたら絶対に口にしない生息地でも逞しく生き残ってしまう。
そんな魚から珍味がつくられることもある。

  酸欠になるまで群れ、天敵を恐れながらも空気を吸う姿は人間も変わらないのかもしれませんね。

  常に潜む隣り合わせの危険を忘れてしまう。

 第六感。

  成績のために奮起して得る数字や、妖しげなエスパーよりも大事にしたい感覚です。

  私の歩く場所、目に届く場所に潜むモノ。
者か、物か、幻か。

  現世と俗世の間と叫ばれる人々の願望と欲望をもう笑えなくなってしまった。
先を考えているつもりが今も考えられない。

  だから祈ることや何もできないこと、自分一人ではどうすることもできず、かといって群れて傷つけられる経験だけを忘れられない。

  一体何がモノノ怪なのだろう。
たった一晩で荒唐無稽な不安を見た者として記録致します。

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