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怪談・THE私81
※個人の怪談です。
架空ノカッパ
昔話は妙に怖い。
今の非常識の温床だから、聞けば聞くほど嘘だと思いたくなる。
語り手によるけれどもう恐怖を知り尽くしているくせに。
河童って亀のような妖怪で、日本ではポピュラーなフィクションでしょう?
相撲と内臓が大好きな二足歩行の亀。
日本の土壌なら本当に存在していたのかもしれない。
遠い昔話なら、現代人とは違う進化をたどった人間じゃない人種が生き残っていて、間違えて殺してしまった先人が話に尾ひれをつけてわざと遺したとも解釈できる。
今みたいに科学が進んでいないし、当然倫理観も皆無に等しい当時なら本当に異形が存在したかもしれない。
近いうちにミシシッピアカミミガメが人類にとって変わる可能性もあるということ。
人間の近くに生息するクサリヘビの仲間は、ガラガラヘビとも呼ばれ猛毒を持つのに威嚇時、音を鳴らす尻尾があるらしい。
しかし、人間がそのクサリヘビ種を狩ったために本来なら百年かける進化をたった六十年で行い、今ではガラガラヘビは音を鳴らさず穴に暮らしているとか。
河童もそうだったとは言えない?
この話とは逆に滅ぼされてしまったかもしれないし、暇を持て余した先人の戯言だったかもしれない。
けれど日本なら有り得るかもしれない。
何故、亀が多い他の国では二足歩行の亀型クリーチャーが宇宙人にされるのか不思議で仕方なかった。
「海外は進んでる」というだけで宗教は産まれる。
河童は恐怖によって歪んだ人間には適わなかった。
あと百年後もすれば進化も変化もない我々も妖怪と同等に扱われてもおかしくないでしょう。
これじゃあ考察かもしれませんが。
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