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怪談・THE私Ver.9

※きっとこんなもん。
私はつもりちがい作法…かは分かりませんがこういったよく分からない表現が上から目線に感じて抵抗が御座います。
そんな人の話。

犠牲の再生数

 俺は動植物達の死後の恐ろしさも知っている。

現在中学生の俺は、配信もやっていて同世代向けの筋トレ動画を親の監視のもと行なっていた。

本当は全盛期の動画サイトのような混沌の長所と自分の企画を合わせてそこへ投稿しようとしたのだが親から止められている。

けど、俺としては適当に見ている時におススメで二◯二三年に二十歳の集いに出るくらいには成長した人が外来種を都合の良いように殺戮して数字を稼ぐ姿が恐ろしくて仕方がないのだ。

あいつらは人間の恨みには敏感だ。
だが、俺には顔出しをしていない状態の奴らの誤記に何か音が聞こえるから一刻も早くあちらやインターネットから離れたいと思い勉学とクリエイティブな活動を続けている。

どれだけ勉強しても、地方で煩くゴリ押す遅れた日本の市会議員みたいな醜い肉の塊にだけはなりたくない。
それに、尊い動植物の犠牲で利益を得ているあの配信者達の顔を見るたびに声が聞こえるのでこの空間を捨てたくて仕方がないのだ。

ある日、謝罪動画と称して外来種を駆除していた配信者が動画を出していた。
内容は兎も角、後ろに何か立っている。

二足歩行?とでも言えばいいのか、形容しがたい何かが立っているのだ。
だが、視聴者は誰一人コメントを残していない。
だが妙にこの動画のコメントだけ民度がいい。

成る程。
このコメント欄の連中は、配信者を見に来たのではないのか。
もう頭の悪い奴しかインターネットで活動していないと思っていたが、人間以外の恐怖をコメント欄を察しているのか。
それはそれで俺達も学術しちまったなあと今後自分が活動をしても都合の良い展望が訪れる事はなさそうだと覚悟した。

後日、配信者のアカウントがオススメされる事もなくなった。

だが、下世話な迷惑系タイプが規制を覚悟であの配信者の現状を動画にしていた。
これはこれで嫌な現実だ。

要するにあの配信者は亡くなったのだ。
嫌いな配信者だったとはいえ誰も助けに来なかったのも癪だが、やはりあの得体の知れない存在に消されたのだろう。

動物の霊?
それとも伝承にいる神か悪魔?

何れにせよその主はインターネットに適応しながら復讐をしているようだ。
なぜなら、得体の知れない存在は金も権力と憎悪全てが関係がない。

敵とみなされたら始末する。
それだけだ。

こうして俺も明日は我が身と気を引き締めて動画内容には最善の注意を払うことにした。

手軽に反面教師として学べるのは兎も角、俺が見たかったあの動画サイトの混沌はもう経験できないのかと涙を風呂場で流していた。

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