魘され目をあけたその場所はいつもと変わらぬ部屋
悪夢が減ったのはいいものの、訳の分からない夢ばかり。
もっとぐっすり眠れないかな。
気絶ではなくて。
洞窟へ憧れるのも安眠出来そうな世界と寒さの中で、音楽を奏でたり聴いたりしながら、そこに住む 原生生物と共にゆっくり見守られる最期がいいなあと考えているから。
外界の熱狂を一通り楽しみ、一瞥した後に喧騒から離れた場所で過ごす。
現実の「家族」だとか「グループ」には今も昔も懐疑的で、結局社会性から逃れられず永遠もない事実 に眉をしかめながら街や細道を歩くくらいなら、暗がりや洞窟で眠り続ける一人サバイバルがしたい。
愛は脅迫か夢は強制なのか。
そして生死は搾取か。
どれも二律背反。
許されていない部屋で眠り、過ごす毎日は悪夢よりも残酷過ぎた。
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