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紡がれる命の嘆きと現実の無慈悲①:野田蒼選手について

※個人の感想です。
間違いがありましたら訂正致します。

文章や絵、歌、動画等昨今で重視されるものは随分と変化した社会となった。
サラリーマンや農業者、医療従事者や介護福祉士に対する感謝は今も昔も誰もしていない。
理由があるのならそれで構いませんし、偉そうに私が言える義理は無いです。
むしろ今回はそれによって生じた私の過ちと、その事について生き様で教えてくださったとあるファイターを私がフィルターを通して感じ取った記録を僭越ながらさせて頂くことになるのだから。

02年代の「揺」野田蒼選手

彼のお兄様がプロデビューする姿を生観戦して以来着目していた。
ベテランファイターを彼が倒していく姿と江川選手に砕かれた衝撃。
その中でシンプルなトークとかます毒に私は新鮮さを覚えていた。
その選手が野田蒼選手である。
月心会のプロファイターでは最年少でありながら可能性とチームを指揮するブレーン能力にずっと惹き付けられている。
何をやっても優秀。
年齢的に身体が出来ていなくても関西には数々の名選手が存在しているからか目標を着実に叶える存在でもある。
勿論、全てが叶ったわけではないのかもしれません。
前回の彼の入場から今までとは遥かに変わった試合スタイルは客観的な言葉では語れない世界を知った。

私の創作目標として、彼を超える事が最終段階。
お兄様よりは短く二年観ている事になりますが、恐ろしさと可憐さというのは共存しうる仮説が実証されたかもしれない。
絵や文章を書いていなければきっと自分にとっては有望な選手というだけで映ってしまっていたのかもしれない。
勿論私はプロでは無いので上手くはお伝えしにくいのですが、彼の世界観に夢中になったのだ!
その本来の始まりは昨年の2021年5月30日(日)K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~による。
あれ程観てよかった試合は中々出会えなかった。
2020年にはありましたが平本蓮選手で始まり、平本蓮選手で終わった試合で艱難辛苦乗り越えられた。

2021年では忘れられぬ自分自身の先の無さを痛感することになった。
もう元には戻れない。
私は決意を固めると同時に逃げるだけの選択肢と抗う必要があった。
そこで盛り上げてくださったのは野田蒼選手達。
壬生狼選手や大村修輝選手達にも本格的な興味を示そうだなんて今までなら思わなかった。

野田蒼選手が命を賭して戦い、華を咲き道を照らすというのであれば私も逃げずに向き合う学びや努力が必要と判断させていただきました。

私が間違っていた。
K-1甲子園で大村修輝選手に勝利した時の怖さを身に染みて感じ、応援する事を決めていた現実から。
身を案じるだけしか出来ぬのであれば、せめて彼の人生の欠片を客観的に記すのも大切な役割であることを。
ファイターの真髄は私には永遠に理解出来ぬ世界。
前回の試合までに彼の物語と技術は目に焼き付けている。
彼の発想力と多くは語らないその背中を忘れぬ為に、記録をしようとした考えていた。

次の試合がもうじき迫る。
また彼の世界から私は学習するのかもしれません。
ありがとう野田蒼選手。

そして自分も、この苦悩と戦わねばならないのかもしれない。
出来る限り見守らせていただきます。

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