この目で見つめれば誰もがドクロに変わるよ

  最近「忍者戦隊カクレンジャー」が配信されているので久しぶりに見ております。
昔レンタルで借りて、妖怪が好きだからかいつのまにか幼い頃からハマっていました。
ケイン・コスギさんが好きなのもあるからか、特撮とは思えなくて後に私の人生を変えることになるとは思いもしなかった。

  カラオケに不慣れな頃、特撮好きの友人とそうでない友人と歌うことになって流行りの曲なんて分からないから中島みゆきさんの宙船で誤魔化した後に

「あの曲が！」

  とカクレンジャー挿入歌「黒の貴公子」をセット。

「遠藤憲一さんが演じてたんだよ？」
そう力説しても当時は特撮が浸透していなくて信じてもらえなかった怒りもあってだいぶ悪役っぽく誇張して歌ってました。

  自慢ではありませんがこの時の誇張の仕方はハリウッド・ザ・◯シショウさんもドン引くほど。
Bメロには魔物が住むの！と言わんばかりに

「息を潜め待ってた 戦い時チャンスを 逃したら また闇へと 沈むのさ」

の部分に迫力を込めたり

「闇に 隠れて 生き延びてる 仲間達よ 立ちあがれよ 自由を取り戻せ」

  の歌詞は実体験と重なったのでシンクロしてしまったら友人から

「特撮絡むと上手くなるね。」

  とお褒めいただいてから今でも特撮の音楽チェックは欠かせない。

  近年悪役ソングが足りなくてセカオワの「Habbit」を誇張して練習してる。
悪役から「誰しもが抱える負の側面の抑圧」は新しくもあり、歴史が変わってない生き辛さがいい味出していたので。

  いやあオタクがJ-POP？かはわかりませんがその世界にもこういう歌があると燃えますね。

  けれど「黒の貴公子」みたいなはっちゃけた悪役ソングまた出ないかなあ。

  ムカつく野郎に出会った時にカラオケで「蝋人形の館」をヒトカラで歌った時の爽快感はプライスレス。

  それか処刑人関係のテーマとかにあるのでしょうか？

  もう歌詞かいてしまおうかなあ。
背後に忍び寄る恐怖と背後にいるかもしれない敵意。
幸いなことにニヒルな曲はたくさんありますからね。

  ただ、今となってはそんな快感よりも悩みをひたすら歌詞にしたい。
なぜなら明るそうな人が増え過ぎたので。

「こ こ に い る よ」

  ってな感じで見えない存在感を植え付けてやりたい。
霊的な意味でもオカルト的意味でもヒトコワとも違う。

先人が答えを出してますね。

この手で 抱かれたら もの皆 魂抜かれる！

って結局悪役なんかい。