世界の統治法と血統

日本の皇統は万世一系だと言っています。
そしてその支配体制はどうだったんだろうということが気になりました。
あと世界の他の国はどうなんだろうか調べてみました。

世界の統治

一人の権力者の場合

○立憲君主制

日本がこれに当たります。天皇など君主を置いておいて、実際の政治は首相が取り仕切ります。

主な国
・イギリス王国
・スペイン王国
・モナコ公国
・バチカン市国

○絶対君主制

君主が政治の長を兼ねる場合は絶対君主制になります。

主な国
サウジアラビア

○一党独裁世

君主なしで、政党のトップが政治の指導者になるパターンです。

主な国
・北朝鮮
・中国
・キューバ

一人の権力者ではない場合

⒈共和国制

 1−1.大統領制

大統領が国家元首兼政治の長のなります。なので共和制といいながら大統領にかなりの権力が集まります。
首相がいる・いないがあるようです。

主な国
・アメリカ合衆国
・インドネシア
・トルコ

 

1−2.半大統領制

国家元首は大統領、首相がいて政治の長となる制度

主な国
・フランス
・エジプト
・ロシア

ロシアがここになるそうです。意外ですね笑
そしてフランスはナポレオンのときは共和制の中での帝政だったみたいですw
決して帝政フランスではないようです。

1−3.議会共和制

大統領は権限なし、首相が権限もつ

主な国
・ドイツ
・イタリア
・イスラエル

というのが世界の9割以上を占めています。

王朝交代

○イギリス

セルディック朝(200余年)
 ↓ 征服
デーン朝(23年)
 ↓ 男系消えた
セルディック朝(1代)
 ↓ 子なしで後継者争いの戦争
ゴドゥイン朝(9ヶ月)
 ↓ 後継者争いの戦争のリターンマッチ
ノルマン朝(69年)
 ↓ 初代の男系絶えて、初代の娘の子が即位
ブロワ朝(19年)
 ↓ ノルマン朝初代の息子の娘の子(♂)が征服
プランジネッタ朝
 ↓ プランジネッタ朝の血統だが、簒奪(武力行使あり)
ランカスター朝
 ↓ プランジネッタ朝の血統だが、簒奪(武力行使あり)
ヨーク朝
 ↓ ランカスター家がヨーク家の姫をもらって新王朝
チューダー朝
 ↓ エリザベス女王で最後
スチュワート朝
 ↓ 清教徒革命(オランダ総督が国王メアリの夫に。一応、スチュワート朝は続いている)
  女王で血統絶え。スチュアート朝の姫にドイツのゲオルクが嫁いでいた。
ハーノーヴァ朝(185年)
 ↓ エリザベス女王で絶頂期も女帝なので、、、息子が即位したら王朝交代
エドワード朝(16年)
 ↓
ウィンザー朝(2代105年)
   ⬇2022年エリザベス女王薨去、チャールズ皇太子が即位して王朝交代
マウントバッテン朝(現在)

イギリスでは825年から現在までに13回の王朝交代がある。

子孫がいないのが2回
武力後者が5回
女系の子供即位が6回

ここ最近は女系の子が即位しての王朝交代ばかりである。
キリスト教の一夫一婦制と関係あるのかもしれない。

〇フランス

987年にカペー朝誕生

カペー朝本家のフィリップ4世の子供・孫が皆絶えて直系断絶。フィリップ4世の弟の子(つまり甥)・ヴァロア家のフィリップ6世が即位して王朝交代とされている。
カペー朝本家最後のフィリップ5世からすると従兄弟

※学問的には王朝交代に当たらないがフランスとの100戦争が皇位継承戦争にあたるとされて、武力による王朝交代とみなされている。

ヴァロア朝も7代シャルル7世で直系断絶
ヴァロア朝3代シャルル5世の弟の血統であるオルレアン家のルイ12世がヴァロア朝8代として即位
※シャルル7世とルイ12世は7親等離れている

ルイ12世は娘しか生まれず婿にオルレアン家の血統のフランソワ1世を迎える。ヴァロア朝9代。

フランソワ1世の子アンリ2世(ヴァロア朝10代)の子供たちが尽く早世。
末娘のマルグリットにカペー朝の血統のアンリ4世が婿に来て王朝交代(ブルボン朝)とされている(またまた学問的には王朝交代ではないが、武力で玉座を奪いとったとされているため)

ブルボン朝5代のルイ16世のときにフランス革命

そしてナポレオン時代。
彼が皇帝を名乗ってる以上国王は?この辺り断絶に見えますね…
ただ断絶とはされてないです。

あくまでナポレオンも共和制の中の帝政期という位置づけのようです。

 フランス国王は1795年から1814年まで空位だった感じでしょうか

そしてナポレオン没落後にルイ16世の弟達が即位しますがシャルル10世とときに7月革命が起こり、オルレアン家の血統から国王を出し(オルレアン朝)、今日に繋がってます。

血統だけで言えばカペー朝で繋がっている。
皇位継承戦争のため王朝交代とされている。

この辺り、日本の壬申の乱、保元の乱とかとどう違うのかよくわからない…

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