れいわロボコンを見る時、れいわロボコンもまたお前を見ているのだ

今回はこれだ!「令和に生まれた映像災害」「映像を使用した人体実験」「狂気の映像兵器」とまで呼ばれ物議を醸した「がんばれいわ!!ロボコン」だ!!

(この予告映像だけでも十分ヤベえな)

解説:令和二年公開。石ノ森章太郎原作である「がんばれ!!ロボコン」の二度目のリメイク作品。昭和、平成、令和と途絶えつつも三つの時代を駆け抜けたヒーローは何もウルトラマンや仮面ライダーではないという事実をまざまざと見せつけた。子供向け作品三本立てのうち一つとして製作、公開されたがその評判は……前述の通り。勘のいい方は脚本家の名前を見ただけで分かると思うが、あの浦沢義雄氏である。内容はお察しください。
まあほんとは去年劇場でちゃんと見たかたったんだけどね。状況が状況だったんで。こないだふと「待てよ、ニュージェネクライマックスとぐらんぶるがあるならアレも……」と思って調べたら……という流れ。

以外ネタバレありの実況ログ(ただしネタバレしても意味が一ミリもわからないのでどちらかといえば狂気に触れたくない人は飛ばすことを推奨)



波打ち際ザッパーン!のお馴染みロゴにバックに響くヘビメタルサウンド。飛ばすなあ!?そして目まぐるしく店内を映すカメラワーク……速すぎてついていけん……!
玉藻の声のするロボコンだー!!癒される……と思いきやタイトルコール。「恋する汁なしタンタンメン!!」とかいう意味不明のサブタイにどかっとSAN値が削られる。
いきなり店内を蹂躙するロボコン。やりたい放題か!?ここまで約二分半。カッ飛ばしすぎでは?食いもんを振り回すんじゃあないよ!!
ロボコンがロビンにボッコボコにされて分解されたぞ!?しかも一瞬で元に戻ってるし……これギャグアニメとか漫画とかだから許される描写であって実写でやっていい描写ではないよね!?
おかもちを振り回したことでタンタンメンの汁がドバドバと……いやどうみても丼一杯以上の汁出てない!?しかも明らかタンタンメン口に入ってないよねこの人!?
いや汁なしタンタンメンって普通のタンタンメンを脱水して作るわけでは……
頭だけのガッツ先生……予算の問題だなこれ
翌日。何故か喋り始める中華料理たち。何で!?本当に何で!?
出たー!!当初から話題になってた「汁なしタンタンメンがロボコンにチンゲン菜を伸ばしておっぱいを吸おうとするシーン」だー!!……キマってないよ?ありのままを証言したらこうなっただけだよ?
「愛する汁なしタンタンメンは地球をロビンにプレゼントしたーい!!」……狂ってません。ほぼ原文ママです。
東映の撮影所だ……
は?は!?はあ!?はい!?え!?あ、うん……え?何で!? 
スピニングダンス……
中華料理が隊列をなして行軍してる……ヤってないですよ?なんなら尿検査してくれて構わない
中華料理の大群が噴水の回りを跳び跳ねてる……いや、本当なんだって。中国産のヤベえ薬なんてキメてないって。
えっなにこの超展開!?!?伏線全くなかったよね!?


総評:もうこの作品の勢いそのものが狂気。ちょくちょく飛んでくる要素も狂気。最初は「30分しかないの?」って思ったけど見た後は「30分で良かった……」と安堵する感じ。あともう30分でも長ければもたなかった……なんかこうトンチンカンなところばかり抜き出されるけど、「可能な限りのマスク着用での撮影」「俳優を喋らせないためにオールアテレコ」「可能な限りのキャスト削減」等々かなりこのご時世に沿った作り方をしてたなと。
見れるか見れないかで言えば30分しかないし、仮につまんなく感じても見れない訳ではないんだけど、マジでハイテンションで終始駆け抜けていくから「狂気に耐えられるか否か」で視聴を検討した方がいいと思う。退屈を感じることはないと思う。ぶっ飛びすぎててそれ以外の感覚がなくなるから。ちなみに俺は斉藤千和の声でなんとか正気を保ってたかな。



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