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日経新聞に載りました 真実と異なる点がありましたので残しておきます

3月13日(土)、日経電子版にまず掲載されました。

3月16日㈫、夕刊の紙面にも載ったようです。

アプリ「素人」。
アプリを作ってこなかったのには、いろいろときちんとした理由があります。技術がないわけではなく、私自身も元SE。様々な企業で、IT人材として働いてまいりました。
そして現在、Code for INAGIの代表として、地域の中でいろいろとおもしろいこと活動させてもらっていて、とても優秀なメンバーもそろっています。

ただ、だからこそ、作るのは簡単だけれども、絶対に使う人の身に寄り添わないものを気軽に作りださない、という想いの元です。
実際使う人たちの導線にのっていないアプリを作りだしたところで、使う人たちの日常に、そのアプリがのっていなければ、使う側の人たちは、いそがしいので、それはなくても生きて行けちゃう。

どうしても使わざるを得ない、
使わないと損した気持ちになっちゃう、
楽しくてワクワクする、

そんな想いがないものは、作ったところで誰も更新しない、見向きもしないものになる。
それだけはやらないようにしなくては、と、その基盤を作っている最中です。プラットフォームづくりから、きっと生活に密着してつい使ってみちゃう♪というものが生み出せるはずだ、とメンバーと常日頃から井戸端会議や、ミーティングを重ねているんです。

わたしの考えるテクノロジーは、人と人がどうしても会ってしまう、
今までで会えなかった人たち同士を結び付ける、煩わしい世界をつくるために使うこと。
そうして出来上がった世界は、人と人が交じり合えば、とてもとてもめんどくさいし、けんかもおきるでしょう。でも、それこそが本来の人間くさい、人間らしい姿だと思っています。
ひとは、離れ離れになって、一人では生きられないと思っています。
助け合いして生きる、気づいたら、そばにだれかいる。
それでいいとおもっています。
いままでは、テクノロジーのおかげで、人と会わない、便利な世の中が出来た時もありました。便利だなぁと感じました。
でも、さみしいんです。たのしいこと、おこらないんです。
遠隔で出会って仕事したって。
結局ささいなこと、面と向かって、しらない人同士が巡り合って、化学反応おこしながら、面白い発想、うまれてくるんです。
毎日おなじ人同士で淡々といきるのもいいとおもます。
でも、違う生き方も選択肢としてあっていい。

ゴリゴリのCodeを書いて作りこんだものであれ、ノーコードであれ、手段はそれぞれ。目的はなんですか。ということしか見ていません。
今回のお弁当プロジェクトは、一日でも早く作り上げて、困っているであろう人たちをつなぎ合わせて、そこまで拡散して浸透する時間が必要、ということ。それには、一日で完成するGlideというアプリが最適だったね、というだけ。
選択肢が広がった、ということは素晴らしいことだと思っています。
いままでは、プログラミングを何年も学んでじゃないと作れなかった世界。
いまはNoCodeのようなものがたくさん出てきて、それほど長時間学ばずとも直感でできる、というものの選択肢が出来た。どっちがえらいとかじゃない。両方選択肢がある。ということが素晴らしい。
困っている人たちの想いはどこにあるんだろう。そこを少しでも楽にするためには、どの選択肢を使えばいいんだろう。
わたしの頭の中には、それしかないです。

基本的に、Code for INAGI代表の西脇の考え方は、こういうことがベースでできています。
テクノロジーを、意識させずに見えないところで、気づいたら絶対出会わなかった人たちと出会ってしまうことにするデザインとして使う。
ということの社会実験として使っています。

二十歳になるまえからずっと、もうかれこれ、30年以上、テクノロジーというものの進化に毎日わくわくしています。
そしてこれからもおそらくおばあちゃんになるまで、わくわくし続けるんだと思います。

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