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音楽 真摯さ

こんにちは、konyujiです。山の日にTrio RizzleのVol.2を聴いてまいりました。こんな爽やかな気分になった演奏会は久しぶりでした。

ヴァイオリンの毛利文香さん、ヴィオラの田原綾子さん、チェロの笹沼樹さん。彼らが10代の頃、その当時の演奏も聴いていました。その頃から、演奏に真摯さがあり、将来の活躍を願ってました。

弦楽トリオ、この3人が集まってこその音色があり、2時間があっという間でホールでもう少し余韻に浸りたかったくらいです。

ベートーヴェンは弦楽三重奏のためのセレナード 作品8は、冒頭のリズムから惹きつけられ、最終楽章の冒頭の再現まで、音楽に酔いしれてました。和声感、リズム感、音程感を超えた完成度でベートーヴェンが迫ってきました。

次のペンデレツキの弦楽三重奏曲は予習しようと思いつつ止めて、トリオ・リズルで聴こうと決めてました。最初の不協和音についていけるか?と不安になりましたが、メロディが重なっていくフーガからの緊迫感がキリキリと気持ちよくて、終わったあとの開放感がたまらなかったです。演奏される3人の方々はなおのことでしょう。絶対に永久にチェロで弾けそうもありませんが、チェロの表現の幅に圧倒されるし、ヴィオラの歌い方、ヴァイオリンのバランス感覚。もう一回聴きたいです。

フランセの弦楽三重奏曲は、3人の音色がガラリと変わり、(ドレスも)、パリのカフェで聴いているような気持ちになりました。

ドホナーニの弦楽三重奏曲 作品10は、様式感のある真摯な演奏。プログラムの最初にベートーヴェン。そして、この曲を最後に持ってくるセンスの良さ。客席で聴いていると、その日のパッションでそれぞれが相手を信じて、音楽を作り上げる感が一番、ドホナーニにあった気がしました。

アンコールは演奏プログラムの一部とベートーヴェンのピアノ曲の編曲 ロンド ア カプリッチョ。ピアノで弾いたことがあったので、思わず笑ってしまいました。誰の編曲だったのかな?どこかに貼ってあったのだろうけど、気が付かなかったぼんやりさんです。

アンコールも楽しかったけど、プログラムが本当に良くて、頭の中に素敵な響きを鳴らして帰りました。

コンサートの感想でした。最後までお読みいただきありがとうございます♪




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