クレッシェンドやデクレッシェンドの弾き方

こんにちは、ドレミです。
最近スッキリしない天気が多いですね。
最近はレッスンをしている子どもたちは夏休みなので、朝からレッスンをすることが多いです。
レッスン室までの道で、まだシャッターが閉まっている商店街を自転車で抜けるのが気持ち良いです。

さて、今日はレッスンをしていて気になることをお伝えしますね。
それは、クレッシェンドやデクレッシェンドの弾き方です。
強弱の変化を意識して弾くことはとても素晴らしいのですが、クレッシェンドの記号が書いてあるのが目に入ると、すぐさま強くしてしまっている人が多いように感じます。


この5小節で観ていきましょう。
まず1小節目はpで始まっていますので、「弱く」弾き始めます。
3小節目にクレッシェンドがありますが、最初の「ド」の音はまだpのままです。
クレッシェンドの意味は「だんだん強く」ですので、だんだんと徐々に強くしていきます。ピアノの鍵盤は打鍵してしまうと、その音はもう強さの調節はできませんので、次に弾く音を前の音より少し強く、そしてその更に次の音をまた前の音より少し強く弾く、というように「だんだん強く」していきます。

私自身も、昔レッスンを受けている時に「クレッシェンドが見えてもすぐに強くしないで!」と注意されたことを思い出しました。その逆もです。
楽譜を見ると、4小節目にはデクレッシェンドが書いてあります。
1拍目はデクレッシェンドの始まりなので、まだ弱くありません。
クレッシェンドの切れ目の先が1番強くなるので、3小節目の終わりから4小節目の1拍目が1番強くなるように弾きます。2拍目で少し弱くして、5小節目にはpに戻るようにします。
pやfなどの強弱記号がある場合は、その記号が書いてある音からその強弱で弾きます。

クレッシェンドやデクレッシェンドを意識するあまり、その場でいきなり強くしたり弱くしたりしてしまいがちなので、一つずつ階段を上がるように、あるいはエスカレーターを上がるように、自然に流れる変化をつけられるように練習してみてください。

ドレミのピアノサロンでは、レッスンやオンラインライブはもちろんですが、練習のヒントになるような内容や、生徒さんが取り組む曲の解説も発信しています。
是非サロンの方も覗いてみてください♪

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