トルコ行進曲

こんばんは、ドレミです。
今日はモーツァルトのトルコ行進曲について解説していきます。
モーツァルトのトルコ行進曲といえばとっても有名ですが、実はこの作品はピアノソナタの3楽章なんです。
「ピアノソナタ11番(トルコ行進曲付き)」というのが正式な名前です。



まずAの部分、最初から速い動きが難しいですよね。
ここは「弾く」ことに必死になるとうまく弾けません。軽やかに弾きたいので、指を「離すこと」を意識して弾きましょう。
また、手の動きが大きくなると軽やかさやスピード感がなくなってしまいます。
極力無駄な動きがないように練習しましょう。
無駄な動きを無くすのは難しいですが・・・
1つ目の動画を見ていただけると無駄な動きというのが分かるかと思います。

右手の旋律を弾くことに必死になると、左手の伴奏もつられてしまい、すごく強く弾いてしまうと、とってもうるさくなってしまいます。
鍵盤のごく近くで静かに弾きましょう。

5小節目の赤い印を付けている装飾音符の弾き方ですが、装飾音符は時代によって弾き方が変わります。
モーツァルトの時代は、装飾音符の最初の音を拍の頭に合わせるのが基本です。
しかし、この曲の場合は、テンポが速く動きも細かいので、拍の前に出して演奏します。
右手の「シ」と左手の「ミ」が合うように弾きます。

8小節目からの右手は連続する3度の動きをバラけないように弾くのが難しいです。
ここはレガートで弾かずにノンレガートで弾きましょう。
またここは2回ずつ同じことを繰り返しています。2回とも同じように弾くのではなく変化をつけましょう。
私は2回目を弱く弾いています。
Bの部分は左手に装飾音符がありますが、ここもAの部分でお伝えした通り拍の前に出して弾きます。
この左手は1音ずつしっかり弾こうと思わず、手の形を作っておいて一気に弾きましょう。

Cの部分からはまた次の機会に解説したいと思います。

ドレミのYouTubeの動画でも初見チャレンジでトルコ行進曲取り組んでいます。
お手本の演奏にはなりませんが、練習の参考にしていただければと思います。

ドレミのピアノサロンでは、このように生徒さまが取り組む曲の練習方法や解説なども行っています。是非覗いてみてください。

#トルコ行進曲

#モーツァルト

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