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マンガ嘘喰いの好きなところ

この記事はすでに嘘喰いを読み終えた人向けです。

ギャンブル漫画「嘘喰い」二周目読み終えて・・・
やっぱり面白いな~と!多分これ以上に満足感のある漫画に出会えないんじゃないかな。2周目はすでに展開がわかってるからこそ、そこにどう繋がるか注目して読んでいたのですが、しびれる展開が多いったらありゃせん!

男と男の友情

始めの方は泥臭いギャンブル漫画かと思って読んでいたけど49巻読み終えて
「男同士の絆を表現するのがうまい」と感じた。嘘喰いの真骨頂はここですよね。主人公斑目貘が倒そうとしているお屋形様が昔の友達だったとは!

貘がハルを越えるために彼の記憶を取り戻そうとする展開は熱すぎます!
エアポーカーではハルが貘のために、貘がハルのために闘っていると解釈することもできるし、近い未来敵となるのがわかっていても互いを信じるというのがあまりにもかっこいい。

「貘さん、それってわかりにくすぎ」
このセリフを聴いたとき、斑目貘の長い長い片思いが報われたような
気がしたのは私だけじゃないはず。

エアポーカーまで斑目貘目線でハルを見ていたのが、ここあたりで逆転して、ハル目線で斑目貘を考えたくなった。
「自分と勝負するためにラロと命を賭けてまで戦う・・・」
「自分以上に自分を知っている唯一の男・・・」
勝手に深読みしたくなるほどにキャラに魅力があるんだよね~。二人とも

主人公にとってお屋形様は絶対的な悪ではなく、かといって正義でも味方でもない。このいびつな距離感が嘘喰いの面白さですよね。

賭郎立会人と賭郎会員の関係性にもその面白さは見て取れます。
プロトポロス編、隠れていた貘・梶が敵襲にどう対応するかというシーン
では、貘が夜行さんとジャケットを入れ替え、門倉は梶に借りを返すべく闘います。あくまで助けるわけではないというのが肝・・・なんですけど
やっぱり夜行さん、嘘喰いに惚れてるな!魅入られてる!(笑)
あのシーンで貘が「夜行さん!?助けて!敵いるよ!やっちゃって」とか直接言うような奴だったら夜行さんも惚れてないし、なにより読者もハマらないよね(笑)

嘘喰いという漫画は表現が変化球なんだけど、その分キャラクターの考えや想いはどストレートでわかりやすいところが好きです。
今回は嘘喰いの中の男の絆について書いてみました。
また、好きなところ書きたいです。

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