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今日のどら焼き|文明堂神戸店の「三笠山」

先日、近所のコープに行ったところ、文明堂のどら焼きを見つけた。

おぉー!カステラで有名な文明堂のどら焼きなんて、これは絶対に美味しいに決まっている!」と思い、迷わず購入した。

文明堂神戸店の「三笠山」

家に帰って袋を見てみると、この「三笠山」は、文明堂神戸店の商品だった。

よく聞く「文明堂」と「文明堂神戸店」はまた違う会社なのかな…素朴な疑問からネットで少し調べてみることにした。

文明堂は、1900年に長崎で設立された「カステラ、和菓子」を製造・販売する会社。

第二次世界大戦以降は、根は同じ長崎の文明堂だが、

長崎の文明堂合資会社から改称した文明堂総本店、神戸の文明堂神戸店、浜松の浜松文明堂、横浜の文明堂、新宿の文明堂東京、銀座の文明堂銀座店、六本木の麻布文明堂と、

それぞれ7つの別々の会社に分かれたそうだ。

しかも、カステラ、カステラ巻、三笠山は、麻布文明堂以外の6社で製造販売されており、地域によって味が異なるとのこと。

これはぜひ他の地域の三笠山も食べてみたい!

ネットで調べて驚いたのは、第二次世界大戦時、空襲によって店舗が焼失し、原料がなくカステラの製造販売ができなくなったが、焼け跡でアイスキャンディーを販売し、そこから復活劇が始まっていったという記述。

すごいなぁ…会社に歴史ありだ。

当時諦めずに、会社を存続させ、どら焼きを作り続けてくださった社員の皆さんに感謝だなぁ。

話がそれてしまったが、文明堂の「三笠山」は、カステラの会社だと意識して食べるからなのか、生地にカステラを彷彿とさせる甘さがあり、とても美味しかった。

文明堂の「三笠山」

今まで私は「どら焼きはあんこが命だ!」なんて思っていたけれど、生地とどら焼きの美味しさのバランスが揃って初めて、成立するお菓子んなんだなぁと改めて思った。

どら焼き、奥が深い…。

今日のどら焼き

商品名:三笠山
会社名:株式会社文明堂神戸店
価格:170円(近所のスーパーにて)
一言:全国の文明堂のどら焼きを取り寄せて、食べ比べをしてみたい!


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