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推し馬 レモンポップ 〜ダートマイル界の絶対王者〜

ダートマイル界の絶対王者に就き、23年の最優秀ダート馬に選ばれたレモンポップ(2018年生 現6歳牡)を紹介します。

◆ 生まれ
彼は米国生まれです。その血統表を見ると、米国の有名種牡馬全員集合です。オーナーはドバイ王族系のゴドルフィン。血統や馬主からみると、なぜ日本で走っているのかなぁと前々から思っていますが、日本のファンからすると名馬を生で見られ嬉しい限りです。
なお、彼の父はレモンドロップキッド。レモン一族です。父は既に種牡馬生活を終えて、米国の牧場で穏やかに過ごしているようです。

◆ 4歳後半まで
2歳の11月にデビューから2連勝と順調に船出するも、脚部不安から3歳時のほぼ1年の間、長期休養となりました。
3歳の12月に復帰し最初の2戦は2着でしたが、そこから一気に4連勝です。その4戦目のベルセウスSで、私はテレビ越しに初めて彼を観ました。その雄大さ、500kgを超す体格に似合わぬ可愛い名前(失礼!)、馬名と不一致な青いメンコという姿、力強い走りっぷりで、直ぐにファンになりました。

◆ 5歳から現在まで
重賞初挑戦の武蔵野Sは2着、次の根岸Sで重賞初制覇をあげました。この2戦でのギルデッドミラーとの攻防は激しく、根岸S後に彼女が引退したのは残念でした。
ギルデッドミラーとの激戦がレモンポップを成長させたのか、本格化はここからでした。5歳時は国内G1.3戦3勝の圧巻の戦績でした。
フェブラリーSでレッドルゼルやメイショウハリオの追撃を許さず、南部杯では後続に影をも踏ませぬ大差勝ち、チャンピオンズCでは積極的に逃げての完勝劇と、3戦ともに見応えのある勝利をあげました。今やダートマイルの絶対王者です。

◆ 内弁慶
彼は国内13戦10勝2着3回のパーフェクトな戦績です。一方、海外は中東に2度遠征して、2戦共に2桁着順です。オーナーの足元では活躍し切れない、海外渡航を苦手とした内弁慶です。
上述の血統表から見ると、生まれの地の米国に凱旋帰国し、米国馬を一蹴できるかなと思っていましたが、それは他馬に任せることになりそうです。


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