第4四半期の引退馬 その1

昨年第4四半期に引退を発表したG1馬を、2日に分けて紹介します。数多くの名馬が競馬場に別れを告げました。馬齡は昨年末時点です。

・イクイノックス(4歳牡) 10戦8勝 G1.6勝
ここ2年の最強馬であり、史上最高馬、最強馬かもしれません。去年一年の4戦は全て、鎧袖一触の勝ちっぷりでした。

・サークルオブライフ(4歳牝) 8戦3勝G1.1勝
阪神JFに勝ち21年の最優秀2歳牝馬に選出、マイルの強豪馬になり得る逸材でしたが、脚の怪我で引退です。残念です。

・タイトルホルダー(5歳牡) 19戦7勝 G1.3勝
3歳秋から4歳春にかけて菊花賞、春天、宝塚記念を連勝した逃げ馬。間違いなく、2022年上半期の最強馬でした。

・シュネルマイスター(5歳牡) 17戦5勝 G1.1勝
マイル絶対女王のソングラインの好敵手で、毎回大熱戦を繰り広げました。NHKマイルで魅せた抜群の切れ味の末脚は忘れられません。

・グレナディアガーズ(5歳牡) 16戦3勝 G1.1勝
阪神カップ3年連続連対と1400mが最も得意だったかもしれません。G1は1勝ながら、短距離からマイルまで広範に活躍を続けました。

・ダノンザキッド(5歳牡) 19戦3勝 G1.1勝
4歳の秋、マイルCSと香港カップでG1連続2着、5歳の春の大阪杯も3着と好走、そのころの彼は強く、また格好良かったです。

・ピクシーナイト(5歳牡) 14戦3勝 G1.1勝
3歳秋のスプリンターズSで豪快に差し切った末脚は目に焼き付いたままです。香港で落馬事故に巻き込まれて骨折したのが、本当に悔やまれます。

・ソダシ(5歳牝) 16戦7勝G1.3勝
ご存知白毛のアイドル馬ですが、3年連続でG1勝ち、最優秀2歳牝馬、同3歳牝馬に選出されており、実力も超一流でした。

・ソングライン(5歳牝) 17戦7勝 G1.3勝
昨春のマイル絶対女王。G1勝ちのレースも思い出深いのですが、3歳春の紅梅Sのパドックで同期の少女たちがワチャワチャしている中、良家のお嬢さんのような落ち着いた立ち振る舞いをしつつ、レースでは他を寄せ付けずに快勝した姿に魅了され、それ以降ずっとファンでした。

・ジェラルディーナ(5歳牝) 23戦6勝 G1.1勝
三冠牝馬ジェラルディーナの娘。成長がユックリで、彼女自身は三冠未出走でしたが、4歳秋に覚醒してエリ女を制した時には感動を覚えました。


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