チューリップ賞の結果　～名馬の系譜～

チューリップ賞は、全力応援していたトウショウボーイの子孫、スウィープフィートが鋭い末脚で差し切り、2着のセキトバイーストと3着のハワイアンティアレと共に、桜花賞の優先出走権を獲得しました。関係者の皆様、おめでとうございます。

スウィープフィートはスタート直後の加速がつかず、先行争いに加わることができなかったために、後方3番手の位置取りになりました。しかし、そこで気持ちよく、ストレスなく走っていたのでしょう。脚を貯めることができていました。4コーナー手前で前との距離を詰め、直線大外に進路をとると、最後の600ｍは出走馬最速の末脚で先行馬を次々に交わしていきました。最後に逃げたセキトバイーストを抜いて、2着に1馬身1/4の差をつけての快勝です。彼女の鋭い末脚は印象に強く残りました。彼女は暮れの阪神JFでは7着に敗れましたが、先に世間に名を知らしめた同級生たちとの桜花賞での再戦が楽しみです。

ただし4コーナー回った時は大外だったのが、進むとドンドン内側に切れ込み、抜いていった馬に迷惑をかけたかもしれず、そこは今後改善すべき点だと思います。

ペースは比較的速く、後方追い込み馬有利な展開のなか、逃げて2着に粘ったセキトバイーストの粘り強さも印象に残りました。彼女は昨日で6戦1勝ですが、2着が4回という、善戦ガールです。昨日のレースを盛り上げた立役者でした。
またブービー人気ながら後方から突っ込んできて3着に上がったハワイアンティアレのおかげで、3連単は170万円弱の高配当となっています。