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推し馬 リュウノユキナ 〜大器晩成のタフネスガイ〜

典型的な大器晩成、リュウノユキナ(2015年生 現9歳牡)のことを紹介したいと思います。
ただし、残念ながら、今日の東京スプリントは脚元不安のため出走回避となっています。

1.デビューから2歳まで
彼は北海道所属として、2歳の6月に門別でデビューしました。9月にはJRAのレースに参戦し、芝1200m@札幌のオープン特別に勝利しています。
8戦走った後に船橋へ転厩し、年末にもう一戦走っています。2歳時は9戦3勝とまずまずでした。

2.3歳〜5歳(覚醒前)
その後、北海道に再転厩し、JRAの芝レースに出走を繰り返すも結果が出ません。3歳末にJRAに転厩し、主戦場をダートに移しました。その後もユックリとした成長曲線を描き、オープン入りは5歳の1月まで待ちました。
しかし、オープンクラスでは勝てず、3歳時は7戦0勝、4歳時は9戦1勝、5歳時は8戦1勝。この3年間で合計24戦2勝にとどまっています。

3.6歳以降(大器晩成型の突然の本格化)
ところが、彼は大器晩成型で、突然に本格化の時期がやってきました。6歳時は重賞2勝を含む8戦5勝2着2回と、ほぼパーフェクトな戦績です。
その後も国内外の重賞に参戦し、7歳時は6戦して2着5回、8歳時は6戦1勝、2着1回、3着2回と、今に至るまでず〜っと、ダート短距離の有力馬として活躍を続けています。
そして、昨年末にJRAから船橋に再び転厩しました。

4.走り続けるタフネスガイ
彼は大きな怪我はなく、ここまで53戦に出走しています。年齢別に見ると、2歳9戦、3歳7戦、4歳9戦、5歳8戦、6歳8戦、7歳6戦、8歳6戦と、休みなく走り続けています。
6歳の本格化以降の戦績を見ると、20戦6勝2着8回、全戦績でも53戦10勝2着14回と安定的な走りを見せています。所属した厩舎は6つ、走った競馬場は14場。「無事これ名馬」の代表格です。
これからは、NAR所属の強豪ダートスプリンターとして、JRA所属馬の壁になっていくのでしょうか。今後も活躍に期待大です。

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