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今週の重賞紹介(中山GJ、アーリントンC、アンタレスS、皐月賞)

今週末も中山、阪神、福島の三場開催です。重賞は三冠クラシック第一弾、第84回皐月賞(芝2000m @中山)が、日曜日に行われます。
そのほか土曜日に第26回中山グランドジャンプ(障害4250m @中山 定量 G1)第33回アーリントンカップ(芝1600m @阪神 3歳限定 G3)が、日曜日には第29回アンタレスステークス(ダート1800m @阪神 4歳以上別定 G3)が行われます。

・中山グランドジャンプ
春のジャンプ王決定戦です。ポスト・オジュウチョウサンの時代を迎え、一時期混乱していた障害界ですが、マイネルグロン(6歳牡)が平定する新時代の到来が直ぐそこまで来ている感じです。今週の土曜日はマイネルグロン王朝の樹立記念日になるかもしれません。

・アーリントンC
NHKマイルカップのトライアルで、3着馬までに優先出走権が与えられます。NHKマイルだけではなく、4歳以降のマイル戦線で活躍する名馬を輩出する出世レースです。
昨年の覇者オオバンブルマイは、昨年豪州の超高額レース、ザ・ゴールデン・イーグルを制する大出世を遂げています。

・アンタレスS
帝王賞の前哨戦として、3年前はテーオーケインズ、2年前はオメガパフュームとG1馬が勝っています。帝王賞の前哨戦という位置付けは不変ですが、昨年よりドバイ遠征馬が急増した影響で趣きが変わり、実績馬の前哨戦というより、今後のダート界を牽引する馬を探すレースになった印象です。
昨年はプロミストウォリアが5連勝を達成し、ネクストスターに名乗りを上げました。しかし、彼は昨年の帝王賞以降、脚の怪我のために長期休養中で、復帰が待たれます。

・皐月賞
三冠クラシックの初戦です。今年は、昨年末のホープフルSを快勝したレガレイラ(3歳牝)が参戦。76年ぶりの牝馬の皐月賞馬が生まれるかに、大いに注目が集まっています。
牝馬の皐月賞挑戦自体が21世紀になって3頭目と、とても珍しいです。直近は2017年にファンディーナが出走、1番人気に推されましたが7着でした。
また、2017年の三冠クラシックを賑わせ、2019年末の有馬記念をラストランにした同級生三頭(皐月賞馬アルアイン、ダービー馬レイデオロ、ダービー2着スワーヴリチャード)の初年度産駒が、揃って皐月賞にエントリーしてきました。祖父もディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライと同世代のライバルたちです。ロマンを感じます。

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