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ラジオNIKKEI賞の結果 ~最後方からの豪脚一閃が決まる~

ラジオNIKKEI賞は、観客がスッキリとする最後方からの豪脚一閃の差し切り勝ちがみられました。

1着 オフトレイル(3歳牡)
勝ったのはオフトレイルです。昨日で7戦3勝、重賞はもちろん初制覇です。
彼はスタートで出遅れ、止む無く最後方からの追走となりました。田辺騎手もここまで後ろからの展開になるのは想定外だったようです。
もうこうなったら腹をくくって、脚を溜めて直線勝負に賭けることになります。3コーナーの手前から徐々に上位に進出するも、4コーナーでは一番外側に回されたことで、直線の入り口では再び最後方になっています。
そこから、素晴らしい末脚を披露して、ゴール前でアタマ差抜け出しました。最後の600mはメンバー最速の34.2秒で駆け抜けました。

2着 シリウスコルト(3歳牡)
2着のシリウスコルトは、鞍上の三浦騎手の好騎乗が光りました。それだけに関係者には、本当に悔しい2着だったと思います。
1番枠のシリウスコルトは中団の内ラチ沿いを進みます。向こう正面でペースが上がった時にも付いていかず、一旦後方3番手まで下がります。そこで一息付けたことで、3コーナーからコーナーリングも使いながら加速できて上位に進出します。
4コーナーではとても上手く馬群を捌いて、逃げたメイショウヨゾラ(3歳牝)の1頭外側に進路を確保し伸びました。快勝の雰囲気でしたが、最後の最後でオフトレイルにかわされます。
ゴール板前で三浦騎手が驚いたようにオフトレイルを見ています。それだけ、見えないところからオフトレイルは突っ込んできたのでしょう。

◆ 出世レース
ラジオNIKKEI賞は出世レースです。昨年の優勝馬エルトンバローズは毎日王冠でソングラインとシュネルマイスターを負かす金星をあげ、マイルCSでも4着と好走しました。3着のレーベンスティールは昨秋のセントライト記念と今春のエプソムカップの2つの重賞に勝利しています。
また、4年前の2着にはドバイとリヤドの2か所でG1を制したパンサラッサがいます。
今年の1~2着馬も夏場にしっかりと成長して、秋以降に活躍することを期待します。


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