推し馬　テリオスベル　〜唯一無二のタフネス姉さん〜

今日はクイーン賞に出走する唯一無二の存在、テリオスベル（7歳牝）を紹介します。

彼女はデビューから6戦芝で未勝利、ダート転向直後の未勝利戦こそ勝つも、その後の出世は遅くオープン入りは5歳の春、合計22戦目でした。しかし、その後17戦は全て重賞、1着3回、2着5回、3着3回、4着3回と、いつも精一杯走り切る頑張り屋さんです。

しかし、彼女のレースっぷりはいつもメチャクチャで、常識に当てはめられません。
スタートが遅いのに逃げないと持ち味が出ないという矛盾。そのために、途中から大外を捲ってくる常識を覆すレース展開。それなのにゴール前まで粘れるスタミナお化けなので、毎回上位に入線します。且つ昨年は11戦に出走とタフネス姉さんでもあります。

最初の頃はレース展開をぶち壊す色物的に見ていましたが、いまは愛さずにはいられない、唯一無二の面白い存在です。
主戦の江田騎手は最初から最後まで押しており、毎回レース後はヘトヘトだと思います。関係者がそろそろ引退も考えると言っていましたので、なおさら彼女のレースから目を離せません。

2024年３月６日の交流重賞、ダイオライト記念（2400ｍ@船橋）をラストランとして、引退することになりました。いつも、楽しませてくれて、本当にありがとうございました。