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上半期振り返り ダート中距離界

今日は世界のトップレベルで戦う優駿が集う一方、世代交代の波が押し寄せつつあるダート中長距離界です。

(1)年末年始の時点
昨年世界的なトップレースであるドバイで勝利したウシュバテソーロ(7歳牡)は、年末の東京大賞典も快勝、王位を譲りませんでした。
秋の米国BCで2着と彼に先着したデルマソトカゲ(5歳牡)が、彼のライバルとして、また王位継承の有力候補として、名乗り上げました。

(2)上半期振り返り
今春も2強のウシュバテソーロとデルマソトガケは、中東で2戦しました。大将格のウシュバテソーロはいずれも2着と惜敗でしたが、トップに位置していることは不変です。
国内レースを観ると、帝王賞では昨秋のJBCクラシックを制したキングズソード(5歳牡)が快勝、同期のウィルソンテソーロ(5歳牡)も国内G1の4戦連続で2着と安定した走りを見せています。また、マーキュリーカップで復活勝利を挙げたクラウンプライド(5歳牡)や、昨年の南関三冠馬のミックファイア(4歳牡)の台頭にも期待です。

(3)秋の見通し
秋は古馬ダート三冠(JBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典)の3つのG1があります。
また、JBCクラシックと同時期に世界最高峰のダートレース、BCクラシックが行われます。今年はウシュバテソーロとデルマソトガケに加えて、3歳馬トップのフォーエバーヤングも参戦を表明しています。
この中で最大の注目はケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤングです。

◆ レディスダート界
他のダート界よりも早く、世代交代が顕在化しています。エンプレス杯でオーサムリザルト(4歳牝)が、非常に強い勝ち方で勝利しました。彼女は秋にJBCディスタフへの参戦を表明しています。
秋の国内レースはJBCレディスクラシックが頂点です。そこには、昨秋来のトップ層と春に成長してきた馬が激しい闘いを展開します。
先日のスパーキングレディカップの上位馬、アーテルアストレア(5歳牝)、キャリックアリード(5歳牝)、ヴィブラフォン(5歳牝)、スピーディキック(5歳牝)が先頭集団です。さらに、昨年のJBCレディスクラシック優勝馬のアイコンテーラー(6歳牝)、同2着で今年の帝王賞でも4着と好走したグランブリッジ(5歳牝)も加わり、ハイレベルな大混戦の模様です。


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