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2月25日の重賞結果(阪急杯と中山記念) 〜お手本となるレース運び〜

◆ 阪急杯
ウインマーベル(5歳牡)は好スタートを切りますが、外から来た馬たちに先を譲ります。テレビ越しでも松山騎手が4番手あたりで上手く落ち着かせて、息をつかせる様子が伺え、「これで勝ちそうだなぁ、勝ったらメチャクチャ好騎乗だなぁ。」と思いました。
直線もギリギリまで追い出しを待ち、最後ゴール前で測ったようにハナ差で逃げたアサカラキング(4歳牡)をかわしました。これで重賞2連勝、3度目の重賞勝利です。スプリントG1での活躍が期待されます。
アサカラキングは昨年暮れから3連勝中の上がり馬で、昨日もなかなか渋とかったです。

◆ 中山記念
マテンロウスカイ(5歳騸)が好スタートから3番手のポジションを取り、逃げるドーブネ(5歳牡)を直線でかわしました。横山典騎手が嬉しい初重賞勝ちを上手にエスコートしました。
阪急杯と同じですが、好スタートから好位につけ、直線半ば過ぎでかわすという、お手本のようなレース運びだったと感じます。さすがベテラン騎手です。
やはり開催初週の馬場は内側有利、先行馬優勢だと、改めて思いました。
3着には一昨年の皐月賞馬ジオグリフ(5歳牡)、4着には昨年の皐月賞馬ソールオリエンス(4歳牡)と、歴代皐月賞馬が上位に入りました。

◆ 最後に
中山記念と阪急杯は2月末に行われます。調教師は2月末をもって定年を迎えるので、両レースが調教馬の最終重賞レースになることが散見されます。
阪急杯で3着に入ったサンライズロナウド(5歳牡)の調教師、安田隆行氏も昨日が最終日でした。サンライズロナウドは勝てなかったまでも、最後の最後に良い恩返しができたのではないでしょうか。

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