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サウジカップデー ~日本馬が大活躍~

今年のサウジカップデーには、日本馬は6レースに参戦し、優勝2回、2着3回と、5レースで連にからむ大活躍でした。毎年同じような好成績を残してきているので感覚が鈍くなっていますが、世界の強豪が集まる場でのこの戦績は大活躍といって過言ではないと思っています。全馬の成績をみてみます。

・サウジダービー (ダート1600m) 3頭
フォーエバーヤング(3歳牡) 1着
サトノフェニックス(3歳牡) 10着
セットアップ(3歳牡) 11着
<短評> フォーエバーヤングは道中、中団外側に位置し4コーナーでは3番手に進出。しかし、そこからなかなか先頭との差を詰められず、残り50mでも届かないかなぁと心配するも、最後の最後でトップに立ちました。彼はこれでデビューから4戦4勝、次走はUAEダービーと言われています。

・リヤドダートスプリント (ダート1200m) 3頭
リメイク(5歳牡) 1着
ジャスパークローネ(5歳牡) 4着
ケイアイドリー(7歳牡) 6着
<短評> リメイクは昨年の同レースに、これが現役生活の最終騎乗となった福永騎手(当時)を背に参戦し3着に敗れましたが、今年雪辱を果たしました。道中やや後方の内側で足を溜めると、直線ではとてもスムーズに外側に進路を取り、残り50mでは先頭馬をかわす余裕ある快勝でした。

・1351ターフスプリント(芝1351m) 4頭
ララクリスティーヌ(6歳牝) 2着
ウイングレイテスト(7歳牡) 4着
アグリ(5歳牡) 6着
バスラットレオン(6歳牡) 10着
<短評> 今回サウジアラビア遠征に紅一点参戦したララクリスティーヌが大健闘です。道中は後方に位置し、直線外側から鋭い末脚で追い込みました。最後内ラチ沿いの狭いところを芸術的に抜け出してきたアナフ(英国5歳牡)には届きませんでしたが、素晴らしい2着です。

・ネオムターフカップ (芝2100m) 3頭
キラーアビリティ(5歳牡) 2着
スタッドリー(6歳牡) 9着
ハーツコンチェルト(4歳牡) 11着
<短評> キラーアビリティはうまく好位の内側のポジションをとれましたが、道中は外側から蓋をされるようにストレスをかけ続けられ、直線入り口でも進路がなくなりかけます。しかし、そこで譲らずに進路を確保すると、力強く前進を続けます。外側から伸びたスピリットダンサー(英国7歳騙)には追い付けませんでしたが、堂々の2着でした。

・レッドシーターフハンデ (芝3000m) 4頭
エヒト(7歳牡) 5着
ブレークアップ(6歳牡) 9着
リビアングラス(4歳牡) 10着
アイアンバローズ(7歳牡) 12着
<短評>リビアングラス、アイアンバローズ、エヒトの3頭が果敢に先行しレースを引っ張りましたが、直線に入るとバテてしまい後続馬に飲み込まれてしまいました。勝ったのはタワーオブロンドン(アイルランド4歳牡)、日本馬は粘ったエヒトの5着が最高でした。

・サウジカップ(ダート1800m) 5頭
ウシュバテソーロ(7歳牡) 2着
デルマソトカゲ(4歳牡) 5着
クラウンプライド(5歳牡) 9着
レモンポップ(6歳牡) 12着
メイショウハリオ(7歳牡) 出走取消
<短評>ウシュバテソーロはいつも通り、ユッタリと最後方に位置し直線勝負にかけました。レースは昨年のBCクラシックチャンピオンのホワイトアバリオ(米国5歳牡)が早めに先頭に立ち押し切ろうとするも勢いがなく馬群に沈む中、ウシュバテソーロが外側から一気に抜き去りました。しかし、道中同じく最後方にいたセニョールバスカドール(米国6歳牡)が、さらにその外側を突き抜け、ウシュバテソーロは悔しい2着でした。

あとはみんな元気に帰ってきてください。帰るまでが遠足です。少々例えが違うことはご容赦を。
 
 

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