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スパーキングレディカップの紹介

◆ 上半期のレディスダート界 振り返り
レディスダート界の上半期の頂上決戦は、エンプレス杯(@川崎 2100m G2級)だと思います。今年のエンプレス杯は5月8日に行われ、超新星のオーサムリザルト(4歳牝)が昨秋時点で既にトップクラスにいた各馬を相手に逃げ切った、彼女の強さだけが際立ったレースでした。
今後のレディスダート界は、6戦6勝と負け知らずのオーサムリザルトを中心に回っていきます。なお、彼女は8月にブリーダーズゴールドカップを走ってから、BCディスタフに挑むと発表されています。

◆ スパーキングレディカップの位置付け
前置きが長くなりました。スパーキングレディカップ(1600m @川崎 G3級 別定)は秋の大一番、女王決定戦であるJBCレディスクラシックへの道のりの一歩目です。
スパーキングレディカップは3歳以上の牝馬限定戦ですが、9月後半に3歳牝馬限定のマリーンカップが行われるため、エントリーしてくる少女はミチノアンジュだけとなりました。
今年のレース再編で、牝馬の秋路線は途中まで3歳と古馬が夫々で走り、JBCで合流することができる体系となりました。そのため、出走予定馬を見ると、エンプレス杯の再戦のようなメンバーです。

◆ 出走予定馬
上述の通り、エンプレス杯のメンバーが中心です。
⭐︎ エンプレス杯上位入着組
・キャリックアリード(5歳牝):エンプレス杯3着。今年から大井に転厩。その後の3戦は全てNAR最先着。
・ライオットガール(4歳牝):エンプレス杯4着。重賞2勝、昨秋のJBCレディスクラシック6着。
・アーテルアストレア(5歳牝):エンプレス杯6着。重賞2勝、昨秋のJBCレディスクラシック3着。

⭐︎ それ以外
・スピーディキック(5歳牝):現役NAR最強牝馬。前走は芝重賞に初挑戦。今回ダート路線に復帰。
・ヴィブラフォン(5歳牝):昨年末の神奈川記念の優勝馬。エンプレス杯は補欠1番手で出走叶わず。
・ミラクルティアラ(4歳牝):前走3勝クラスを勝ち上がり、今回が重賞初挑戦。母はダート重賞4勝のミラクルレジェンド。
・ドライゼ(5歳牝):3月にオープン入りした後、5月にJRAから大井に転厩し、今回がNAR馬としての初戦。

キャリックアリードやドライゼのように、現役の旬のタイミングでNARに転厩し、NAR馬としてビッグレースに挑む馬が今後増えるのでしょう。

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