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中山GJの結果 〜王朝の樹立ならず、時代は再び混乱期に〜

イロゴトシ(7歳牡)が中山GJ2連覇達成です。魂のこもったレースっぷりは、ジョッキーカメラに映っています。

◆ マイネルグロン
圧倒的1番人気だったマイネルグロン(6歳牡)は、6着に敗れる大波乱でした。彼はスタートに出遅れ、その後も彼らしい走りを全く見せられませんでした。さらには、ゴール直後に石神騎手が下馬しています。石神騎手によると、最終障害を飛越した後に脚を痛めたとのことです。怪我の程度は不詳ですが、再び元気な姿を秋に見られることを祈ります。

◆ イロゴトシ
さて、2連覇を達成したイロゴトシです。彼は昨春の中山GJで、僅か障害4戦目でG1タイトルを獲得しました。その勝利は九州産馬初のG1制覇であり、さらには鞍上の黒岩騎手は22年目にして初のG1勝利と、初物づくしの大感動の勝利でした。ゴールした後に、馬上で泣いていた黒岩騎手の姿が感動的だったのを覚えています。

しかし、昨秋は東京ハイジャンプに出走したのみ。今年も平地競走を3月に走っただけと、ここまでの足取りは決して平坦ではありませんでした。しかし、終わってみれば、2着に3馬身差の快勝です。彼の障害競走戦績は6戦4勝と好成績です。

イロゴトシの母はイロジカケ、兄弟はイロエンピツ、イロコイザタ、イロゴノミ、イロメガネの「イロ一族」ですが、彼自身はイロ物ではありません。

◆ 黒岩騎手のインタビュー
レース後の黒岩騎手のインタビューは、自分の事をさて置いて、相棒のイロゴトシのことを称えていた素晴らしい内容でした。関係者の皆さま、本当におめでとうございます。
また、インタビューの最後に涙ながらに、藤岡康太騎手のことを話していた姿にもらい泣きしました。


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