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推し馬 ユーキャンスマイル 〜無冠の一流ステイヤー〜

20年の阪神大賞典のチャンピオンで、今年5年連続で同レースに出走するユーキャンスマイル(2015年生、現9歳牡)を紹介します。

1、3歳クラシック
彼は3歳春のクラシックには出走が叶いませんでしたが、夏に2勝クラスを勝ち、菊花賞に参戦しました。菊花賞で彼は、その後に春天を2連覇するフィエールマン、史上最強の 1勝馬エタリオウに次ぐ3着でした。後にG1馬となるブラストワンピース(4着)とグローリーヴェイズ(5着)には先着しています。

2、絶頂期
3歳秋から6歳にかけて、彼は間違いなくトップステイヤーでした。春天では勝てないまでも毎年掲示板に載りました。また、20年の阪神大賞典では、直線内側の狭い進路を切り裂くように突き抜けて勝利したほか、翌21年も2着に入りました。なお、その時の勝ち馬は今週一緒に走るディープボンドです。

3、巡り合わせ
G1クラスの実力を持ちながら、G1では惜敗を続ける馬が多数います。彼もそんな中の一頭です。
巡り合わせが悪いのか、20年の阪神大賞典の勝利を最後に、4年間、20戦勝利がありません。それでも昨夏の新潟記念で2着になるなど、未だ元気いっぱいです。
最近は出る度に、久しぶりの勝利をあげてもらいたいと、祈りながら観戦しています。5回目の阪神大賞典、応援し続けます。

【追記】
阪神大賞典をラストランとして、24年3月27日に引退することが発表されました。長い間、ファンにスマイルを与えてくれたこと、深く感謝します。ありがとうございました。


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