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推し馬 テーオーロイヤル ~生粋のステイヤー、人馬共に初のG1制覇へ!~

テーオーロイヤル(2018年生 現6歳牡)は重賞を3勝していますが、すべて3000m以上という、最近では珍しくなりつつある生粋のステイヤーです。春天でも人気を集めそうな彼のことを紹介します。

1.デビューから3歳まで
デビュー戦はマイル、その後も2000mまでの未勝利を勝ち上がれず、4戦目の2400mで漸く勝ち上がりました。ダービーを目指してステップレースの青葉賞に出走するも、残念ながら4着に終わりました。
そこで一旦休養を入れると、夏の間に急成長を遂げ、秋にターフに戻った彼はひと味違いました。年末までに2200~2400mのレースを3連勝し、一気にオープンクラスに駆け上がりました。

2.4歳になって
4歳の初戦に選択したのは、3400mのダイヤモンドSです。このレースでの菱田騎手の騎乗は、とても上手かったです。前半は引っ掛かり気味の彼を内側で他馬の後ろにつけて落ち着かせます。心が整ったレース中盤になると外側に展開させてマイペースで進み、直線では荒れていない進路を選んで突き抜け、重賞初優勝をエスコートしました。
続く春天でも大健闘の3着と好走し、今後の長距離戦での活躍が期待される存在になりました。ただし、4歳の秋は3戦するも結果が伴いませんでした。

3.5歳から今まで
5歳時は本格化が見込まれるも、年明けに骨折が判明し約1年の長期休養を強いられました。復帰2戦目となった3600mのステイヤーズSで2着となった後、3400mのダイヤモンドSと3000mの阪神大賞典を連勝と再び長距離路線の主役候補に名乗りを上げ、明日いよいよ2度目の春天への挑戦です。

4.パートナー
菱田騎手はテーオーロイヤルのデビュー3戦目から騎乗し続けてきました。テーオーロイヤルの成長を支えてきましたが、昨年末の骨折明けの2戦は、今度は菱田騎手が骨折して騎乗できませんでした。しかし、関係者は菱田騎手が戻ってくると彼に手綱を戻しました。なお、彼の戦績は菱田騎手とは13戦7勝、他の騎手とは4戦未勝利です。

5.応援したくなるチーム
1年かけて骨折を克服して復活したテーオーロイヤル。
デビュー13年目で初めてのG1制覇の大チャンスが到来した菱田騎手。
菱田騎手の骨折が癒えると、彼を鞍上に戻した関係者。
特に、彼を信用し支えてきた岡田調教師。
このチームが天皇賞の盾を掲げるのを見たくて、応援したいと思います。


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