香港チャンピオンズデーの結果 〜QE2世カップは本当に悔しい惜敗〜
雨降る香港の沙田(シャティン)競馬場で繰り広げられた、3つの芝のG1レースの結果報告です。
・チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)
サンライズロナウド(5歳牡) 10着
マッドクール(5歳牡) 11着
【戦評】マッドクールは大外枠が影響し、先頭に立つのにスタートからだいぶ押し出すことになりました。さらに雨で馬場が悪化した影響もあったのか、その後徐々に遅れていき最後はしんがり負けとなりました。
サンライズロナウドは直線で伸びずブービーでした。
レースは人気のカリフォルニアスパングル(6歳騙)を1.5馬身おさえて、インビンシブルセージ(4歳騙)がG1初勝利です。香港の短距離界の層は厚く、新しい若きスプリントチャンピオンの誕生です。
・チャンピオンズマイル(芝1600m)
エルトンバローズ(4歳牡) 8着
オオバンブルマイ(4歳牡) 10着
シャンパンカラー(4歳牡) 11着
【戦評】3頭の日本馬は道中後方に位置し、4コーナーでは上位に上がりそうな雰囲気もありましたが、雨の影響もあったのか伸びませんでした。
レースはビューティーエターナル(5歳騙)が逃げ切って、G1初勝利でした。今回が引退レースと噂される、現役にして伝説のゴールデンシックスティ(8歳騙)は4着でした。
・クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)
プログノーシス(6歳牡) 2着
ノースブリッジ(6歳牡) 3着
ヒシイグアス(8歳牡) 5着
【戦評】プログノーシスはスタートで出遅れたのが敗因であり、それさえなければと思った悔しい2年連続の2着でした。出遅れた分、無理して向こう正面で一気に大外を捲っていったところで体力を削られました。いや~、本当に悔しい敗戦です。
ノースブリッジは果敢に逃げて、最後までしぶとく粘り切って3着をキープしました。彼は大健闘といえるのではないでしょうか。
ヒシイグアスは後方から伸びてきましたが、5着でした。レベルの高い一戦でしたので、彼もまた大健闘だと思います。
レースはロマンチックウォリアー(6歳騙)がQE2世カップを史上初めての3連覇達成です。なお彼は安田記念への参戦の可能性を表明しており、府中で見られるかもしれません。
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