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日本ダービーの見どころ 〜最も運が良い馬は誰〜

◆ 今年のダービーの見どころ
ダービーも先週のオークス同様、皐月賞馬ジャスティンミラノの一強ムードです。オークスでは一強と言われたステレンボッシュは2着でしたが、ジャスティンミラノが二冠を達成できるかが最大の見どころです。
また、ジャスティンミラノが勝つと、史上初めて親子三代の日本ダービー制覇となります。なお、他にもサンライズアース、サンライズジパング、シックスペンス、シュガークン、ジューンテイク、ショウナンラプンタ、ミスタージーティーは、親子三代制覇の権利保持馬です。

◆ 最近のダービー
最近は皐月賞までのルートが複線化したため、強豪馬同士の初対決が皐月賞となり、レース後に初めて序列がつく印象です。
しかし、皐月賞の結果を踏まえた本命馬は、以下の通り、過去3年ことごとく2着に敗れています。()内はダービー馬です。
2023年ソールオリエンス(タスティエーラ)
2022年イクイノックス(ドウデュース)
2021年エフフォーリア(シャフリヤール)
なお、ダービー馬はフロックで勝ったわけではなく、ドウデュースもシャフリヤールもその後にG1を制している強豪です。
以上の通り、本命馬の勝利は2020年のコントレイルまで遡ります。また、過去10年で勝利を収めた1番人気は、コントレイルとドゥラメンテだけであり、ダービーはガチガチの固いレースではありません。

◆ ライバルその1 (皐月賞組)
オークス同様に最大のライバルたちは皐月賞の上位馬たちです。実際この10年で皐月賞を経ずにダービーに挑み勝ったのは、ロジャーバローズとシャフリヤールだけです。つまり、皐月賞組が戴冠に近いのは間違いありません。
・コスモキュランダ 皐月賞2着 弥生賞1着 ロングスパートが最大の武器
・アーバンシック 皐月賞4着 重賞未勝利だが常に安定した追い込み
・シンエンペラー 皐月賞5着 ホープフルS2着 凱旋門賞馬ソットサスの弟
・レガレイラ 皐月賞6着 ホープフルS1着、ウオッカ以来の牝馬戴冠へ

◆ ライバルその2(皐月賞未出走組)
上記のようなデータがあっても、皐月賞未出走組にも夢を託したくなります。特に次の4頭には期待します。
・シックスペンス スプリングS1着、3戦3勝、満を持してのダービー直行
・シュガークン 青葉賞1着、キタサンブラックの弟
・ダノンエアズロック プリンシパルS 1着、取引価格4.5億円という超高額馬
・ジューンテイク 京都新聞杯1着 ダービーが10戦目の歴戦の勇者

◆ 最後に
データやこれまでの走りっぷりを見ると、ジャスティンミラノに皐月賞組が挑む構図が本線です。
しかし、昔からダービーは「最も運の良い馬が勝つ」と言われています。また、過去3年、絶対視された馬が苦杯を舐めています。
それらを全て凌駕してジャスティンミラノが勝利し、4年ぶりの二冠馬誕生、史上初の親子三代制覇が見られるか、ワクワクが今から止まりません。

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