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帝王賞の紹介 〜上半期のダート王決定戦〜

今日、京都競馬場では、上半期のターフチャンピオンを決める宝塚記念が行われます。一方、ダート界でも、来週水曜日に春の王者決定戦、帝王賞(2000m @大井 G1級)が実施されます。

◆ 帝王賞の位置付け
ダート体系が整備される中、帝王賞はこれまでと変わらず6月末〜7月初旬に、上半期ダート王決定戦(頂上決戦)として実施されます。
今回、本当に素晴らしい体系整備が行われました。体系整備がされた後でも、私は帝王賞と年末の東京大賞典が2大ダート競走だと思っている、頭の固いオールドファンです。
昨年はメイショウハリオ(7歳牡)が史上初の帝王賞2連覇を達成しました。彼は今年も3連覇を目指してエントリーしています。

◆ 出走メンバー
実績馬、昨年の急成長馬、今春本格化した上り馬、G1勝ちしたNAR所属馬等、誰が勝つかわからない粒揃いのメンバーが集いました。
中東遠征組からは、ウィルソンテソーロ(5歳牡)メイショウハリオ(出走取消で走っていません)が出走します。
今期絶好調のノットゥルノ(5歳牡)、実績馬のキングズソード(5歳牡)、上がり馬セラフィックコール(4歳牡)もエントリーしています。
レディスダート界からはグランブリッジ(5歳牝)が紅一点参戦しており、華もあります。
また、NARからもG1川崎記念を制したライトウォーリア(7歳牡)を筆頭格に、魅力的なメンバーが集まりました。
有力馬は明日紹介します。

◆ 秋に向けて
今回の帝王賞メンバーからも、秋に米国などの海外に向かう馬が出てくると想像します。また、国内でも、彼らはJBCやチャンピオンズカップといったG1レースで鎬を削ります。
最終的に年末の東京大賞典で、皆が集合し、年間王者決定戦が行われたらと妄想しています。

◆ 独り言 (この1週間で思ったこと)
2018~2020年のダート界は、2015年生(現9歳)の強豪馬たちが牽引しました。具体的には、オメガパフューム、チュウワウイザード、ルヴァンスレーヴたちです。
彼らと世代交代したのが、2017年生(現7歳)です。ウシュバテソーロを筆頭に、メイショウハリオ、テーオーケインズ、ジュンライトボルトなどです。実際、2019~2023年の直近5年間の東京大賞典と帝王賞の10レースで、この2世代以外の勝ち馬は怪物クリソベリルの1勝だけです。
そして、今年の帝王賞で人気を集めそうなのは、2019年生(現5歳)世代です。次の世代交代が進むかもしれません。

違った角度から見ると、2018年生(現6歳)は、ダート界では狭間の世代なのかなぁと思っていました。ところが、さきたま杯では、この世代が3着までを独占しました。どうやら2018年生はスプリントからマイルまで、2017年生と2019年生はダートのチャンピオンディスタンスである2000mを得意としているようです。こんな棲み分けが起きたんだなぁ、と不思議に思っていた1週間でした。ジジイの独り言をご容赦ください。


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