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目黒記念の結果 〜中長距離界のニュースター誕生〜

◆ レース結果
ダービーDAYの最後のレースとして行われる目黒記念は、シュトルーヴェ(5歳騸)が3月の日経賞に続く重賞2連勝を遂げました。これで2500mのG2を2連勝と、中長距離界にニュースターが誕生しました。

◆ レース展開
前半はとてもゆっくりしたペースで進みました。モレイラ騎手はシュトルーヴェの末脚を信頼し、全く慌てた素振りはありません。スタート後はユッタリと内ラチ沿いの後方3番手のポジションを取り、そのまま進みます。
一方、2着のシュヴァリエローズ(6歳牡)は3番手、3着のクロミナンス(7歳牡)は5番手と、ペースが遅くなることを読んで、初めから先行集団に位置しました。
シュトルーヴェは向正面で少しずつ外に展開し、直線では大外に進路を取ります。ここまでのモレイラ騎手のエスコートがとてもスムーズで、馬へのストレスが一切ありませんでした。残り400m付近からスパートすると、先に抜け出した馬をゴボウ抜きします。スローペースで先行馬が粘る展開の中、後方から豪脚一閃、差し切った力はかなり高いです。
なお、3着のクロミナンスは2戦連続で、シュトルーヴェに惜敗しました。次走での重賞初制覇に期待です。

◆ 中長距離界のニュースター
終わってみると、モレイラ騎手の好騎乗はありましたが、シュトルーヴェの実力が頭1つ抜けていた感があります。
前走の日経賞でも直線で包まれかけるも、瞬発力抜群の末脚で抜け出し、ゴール前の熾烈な叩き合いを制しています。(過去の投稿を貼付しました)
今後の中長距離路線牽引し得る、頼もしい新星が誕生しました。今後、大活躍することを期待します。


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