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推し馬 ディープボンド 〜日本一のG1未勝利馬〜

阪神大賞典の21年と22年のチャンピオンで、今年4年連続で同レースに出走するディープボンド(2017年生、現7歳牡)を紹介します。彼はそのノッソリした走りや性格から、多くのファンを惹きつけています。

1、戦績
彼は26戦5勝国内外G2に4勝するも、G1は14戦して勝ち星なし。その中には3年連続の春天2着という珍しい記録を含みます。因みに3年間の春天の勝ち馬は毎年違います。

2、特徴
彼は鋭い切れ味の末脚はないものの、ノッソリと長く伸びてきます。騎手は最初から最後まで押す必要があるため、乗り終えるとかなり疲れているようです。そのズブさも含めて、常に一生懸命に走る彼のファンは多く、宝塚記念や有馬記念などのファン投票でも上位の常連です。

3、ディープボンドあるある
・無敗の三冠馬コントレイルと同期、同馬主。仲良しかは不明。
・愛称は「プボ」。
・「モーイ」と鳴いたとの噂あり。
・性格はズブとく、フランス遠征でも普段通りに過ごした。
・フランスの水をゴクゴク飲み、道端の草をムシャムシャ食べた。文字通りに「道草を食うと」評判。
・末脚もキレがなくズブいため、大きな歩幅でプボプボ走る。
・阪神大賞典2連覇、春天3年連続2着など、春の長距離戦では無類の強さを誇る。
・G1未勝利馬の中で、獲得書金額No. 1という、何だか凄い記録の保持馬。

4、復活を期す勝負
いつも安定して上位入賞する彼ですが、昨秋はジャパンC10着、有馬記念15着と低迷、得意の春の長距離戦での復活を期します。まだ老け込むには早いです。
華々しい主役級の馬だけではなく、彼のような名脇役の活躍を応援するのも、競馬の楽しみ方の一つだと思っています。

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