見出し画像

今週末の重賞 (関屋記念、小倉記念)

今週末からは札幌と新潟に中京を加えた三場開催となり、夏競馬の最後までこの三場での開催が続きます。
重賞は日曜日に第59回関屋記念(芝1600 @新潟 G3別定)と、第60回小倉記念(芝2000m @中京 G3ハンデ)が行われます。関屋記念はサマーマイルの、小倉記念はサマー2000のそれぞれ第3戦です。
両重賞共に今秋のG1戦線を占う、歴史ある重要な一戦です。

◆ 関屋記念
サマーマイルシリーズの第3戦に位置付けられ、毎年好メンバーが集まる印象です。というのは、夏競馬のマイル重賞は先日の中京記念と関屋記念しかなく、秋のマイルのビッグレースへの参戦を確実にするため、収得賞金額の増加を狙える機会が希少なためです。
特に今年は、春先のマイル重賞勝ち馬、海外遠征からの帰国馬、3勝クラスを勝ち上がったばかりの上がり馬、加えて3歳馬もエントリーと、世代やここまでの過程が様々な好メンバーが揃った注目の一戦になりました。

その中でも、個人的には、今年の3歳マイル界は層が厚いと思っており、彼らが古馬との初顔合わせでどの程度頑張れるか、とても楽しみにしています。

また、サマーマイルシリーズ初戦の米子Sからは、優勝馬トゥードジボン(5歳牡)や2着のディオ(5歳牡)、5着のメイショウシンタケ(6歳牡)、6着のラインベック(6歳牡)が参戦します。
なお、ディオはマイル強豪馬のソウルラッシュ(6歳牡)の弟です。
一方、3週間前の中京記念からの出走馬はいません。

◆ 小倉記念
サマー2000シリーズの第3戦です。今年は阪神競馬場の改修工事の影響で、先日の中京記念は小倉で、今週末の小倉記念は中京での開催になります。
小倉記念はハンデ戦のため強豪馬の出走が少なく、その代わりに夏の上がり馬が活躍するイメージです。

今年のメンバーを見ると、重賞勝ちの実績があるのは、4月の福島牝馬Sを勝ったばかりのコスタボニータ(5歳牝)だけと、重賞初優勝を狙うメンバーが揃いました。
そのコスタボニータはこれまで重賞を7走していますが、牡牝混合重賞への出走は今週末が初めてです。女子校育ちの令嬢が男女共学に進んだような感じでしょうか(違う?)。

また、今年はサマー2000シリーズ初戦の七夕賞からの参戦は2頭、第2戦の函館記念から連戦を挑んできた馬はいません。

◆ 酷暑の影響
今夏の史上最悪といわれる酷暑の影響で、直前のレースから連戦するローテーションが減少した感じです。夏場の人馬の健康管理というテーマは、大きな関心事になった印象です。
そう言っている私も、今年は夏バテを感じています。気を付けないといけません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?