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コラム32 勝負服(騎手の服)

レースで着用する華やかな騎手の服について、少し述べてみたいと思います。
騎手が着用する服は「勝負服」と呼ばれます。そして、中央競馬(JRA)と地方競馬(NAR)では、ルールが異なります。
誤りや追加の情報があれば、是非ご指摘下さい。

◆ 中央競馬(JRA)
JRAでは、馬主毎に騎手服が決まっています。別の角度から言えば、勝負服を見れば馬主が分かります。

なので、レースによっては、同じ勝負服の騎手が複数いることもあります。20年7月の2歳新馬戦(@新潟)では出走16頭のうち、12頭が同一馬主(ミルファーム)で、「ミルファーム祭り」と言われました。

◆ 色や柄
勝負服の色や柄は、馬主が自ら決めて登録しますが、使える色や柄は決まっています。先ず色から、JRAでは、以下に記した13色から選ぶ必要があります。
また、身頃と袖はそれぞれ2色までと決められているので、最大でも4色(身頃2色、袖2色)しか使えません。

==勝負服に使える色(13色)==
白・黒・赤・青・黄・緑・桃・水色・紫・薄紫・鼠・海老茶・茶

柄も定められており、20強の種類の中から選ぶことになります。

◆ 地方競馬(NAR)
原則、NARでは騎手が色や柄を決めます。ただし、団体単位で使える色や柄が決まっており、管理されています。そのため、異なる団体で同じ勝負服を用いている騎手もいます。

また、数名の伝説的な名ジャッキーの勝負服は、永久欠番的な扱いで、他の騎手が使えないようになっています。

◆ 最後に
本日は徒然に騎手の洋服のことを投稿しました。後日,帽子の色のことも投稿します。
お付き合い頂き、ありがとうございました。


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