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NHKマイルの結果 ~今後のマイル界を背負う2頭が奏でる協奏曲のプロローグ~

最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタルと同2歳牝馬のアスコリピチェーノ、両馬の非常に高い能力、川田騎手とルメール騎手の現在の2人のトップ騎手の駆け引きが詰まった、年に何回あるかという高品質なレースでした。
 
1.レース展開
レースは道中並走した2頭がそのまま4コーナーを回り、長く良い脚を使ったジャンタルマンタル(川田騎手)が勝利、一旦内ラチ沿いで前が詰まったアスコリピチェーノ(ルメール騎手)は、残り200mを切ってから再加速して2着になりました。
細かな戦評は明日投稿しますが、簡単に展開をお話しします。道中でもアスコリピチェーノを外側に出させないようにしたジャンタルマンタルは、直線に入ってもそのまま外から蓋をし続けました。ジャンタルマンタルはそのまま直線中ほどの進路で伸びた一方、アスコリピチェーノは内側に閉じ込められ前にできた壁に邪魔されて前進できませんでした。無理やり内ラチ沿いの狭いところを突いて、最後に抜け出すも2.5馬身差をつけられました。
 
2.マイル界の今後の展望
この2頭は間違いなく強いです。これで秋までお休みすると思いますが、今秋からのマイル界を背負う超逸材です。今後何回戦うのか分かりませんが、昨日はその2頭が奏でる協奏曲のプロローグでした。
今週末から古馬のマイルG1が始まります。彼ら、彼女らと雌雄を決する戦いを行うことに加えて、米国のBCマイル、香港マイルも制してほしいと願っています。


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