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関東オークスの結果 ~爽やかで、心地よい薫風が吹きました~

昨晩行われた関東オークスでは新たな風というか、季節的には薫風とでもいうような爽やかな風が吹きました。とても心地よい気分です。
そして、思わず微笑んでしまうような出来事が3つありました。

◆ 勝ち馬の紹介
アンデスビエントが鮮やかに逃げ切り勝ちし、レディスダート界のネクストスターに名乗りを上げました。
彼女は抜群の好スタートを切ると、そのまま先頭に立ちます。このセンスを感じるスタートが、最大の勝因でした。後続が競りかけてこないとみると、レース中盤では一度ペースを落として脚を溜め、最後の600mは最速の末脚で駆け抜けました。
逃げといて、上りも最速という展開では、付け入る隙を与えません。最後は2着馬に7馬身の差を付けた、完勝でした。あまりの完勝劇に思わず微笑んでしまいました。

◆ 勝利騎手の紹介
このような完璧なレース展開をエスコートしたのは、昨年デビューしたばかりの田口貫太騎手、弱冠20歳です。昨年は新人ながら35勝をあげ、JRA最多勝利新人騎手を受賞した期待の若手です。
昨日の関東オークスが嬉しい重賞初勝利でした。しかも、昨日はお母さんの誕生日だったそうです。忘れられない1日になったことでしょう。
昨日はスタート前から逃げることを決めていたような、全く迷いのない騎乗でした。レース後に厩務員の方と、若さ爆発の握手をしていた姿を見て微笑んでしまいました。

◆ NAR所属馬の頑張り
昨日勝利したのはJRA所属のアンデスビエントですが、2~7着までをNAR所属馬が占めました。その中でも、3着のグラインドアウトは高知所属です。交流重賞はNAR所属馬の頑張りがあると、盛り上がると勝手に思っています。
昨日は1頭速い少女が混じっていましたが、NAR所属馬も今後成長をして、レディスダート界を賑わして欲しいと思います。彼女らの将来を想像して微笑みました。

◆ 最後にもう一度
関東オークスでは、アンデスビエントと田口貫太騎手という、とてもフレッシュな人馬が本当に嬉しそうに勝利を喜んでいました。そんな少女と若武者の笑顔を見ると、こちらも心からの笑顔になれます。
関係者の皆さん、おめでとうございます。

 

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